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去る9月4日(土)、小雨が降る中、東京は代々木に所在する国立オリンピック記念青少年総合センターの敷地内にある研修施設にて終日社内研修を行いました。
今回のブログでは、その様子をご紹介させて頂きます。
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ところで、国立オリンピック記念青少年総合センターはご存じでしょうか
私は今回の社内研修をきっかけに知り、初めてこちらを訪れました。
こちらでは、1964年(昭和39年)に開催された東京オリンピックの時に使用された選手村の広大な敷地内の様々な施設(大小の研修室、ホール、体育館、プール、テニスコート、宿泊施設など)を格安で広く一般に開放しているそうです。
TOKYO2020、このコロナ禍で1年延期にはなりましたが、まさに今年はオリンピックイヤーですから。
とてもタイムリーな場所で社内研修を行う事が出来ました
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敷地内をしばらく歩くと、大小様々な研修室や大規模なホールなどが集まる「センター棟」と呼ばれる施設に到着。
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あれから57年ですからね。
研修室が並ぶこの廊下の雰囲気は、昔の学校みたいでしょ
もちろん改修工事などはされているとは思いますが、おそらく建物自体はほとんど当時のままなのでしょう。
当時の建築技術の粋を集めたのであろう、「モダンな雰囲気」が随所に感じられましたが・・・やはり古さは隠しきれません。
どことなく、醸し出される昭和感。
私的にはとても懐かしく、非常にグっとくるものがありましたサイコーデス
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そんなグッとくる廊下を歩いてゆくと、今回の研修会場となる研修室に到着っ
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朝9時の開始時間の30分前、弊社の社員たちが続々と集まってきました。
とりあえず、検温と手指のアルコール消毒など。そして、窓を開けて換気。
それはもう、当たり前の光景となりましたね。
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誰からともなく、会場に着いた者からおもむろに研修会の段取りを始めます。
ロールスクリーンやプロジェクターの準備、座席の並べ替えなど。
そして、講師の先生をお迎えしました。
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今回の社内研修に講師としてお招きしたのは、秘密結社たくらみ屋の米澤晋也(よねざわしんや)先生です。
ちなみに米澤先生にお越しいただくのは今回で3回目であります。
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今回も前回と同じ「三人寄れば文殊の知恵」というタイトルがついた社内研修でした。

同じタイトルの研修を2回も受けてどーするのと、お思いになるかもしれませんが。
今風に例えるならば・・・コロナワクチンを2回接種するのと同じ効果があるのかもしれません
1回目の接種で7割方免疫をつけておいて、ある程度期間を置き、ブースターワクチンである2回目の接種をすることにより、その効果を最大限大きく跳ね上げて、長く持続させるというアレです(笑)

まぁ、それはともかく
あれから弊社に入社した新入社員が3名おりますし、その者たちにとっては初めての研修であります。
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自主自律、共創、協働経営で経済的にもマインド面でも豊かになる。
それは、過去にも2回行われた米澤先生の社内研修でも共通するテーマでありました。

●当ブログ過去の記事/社内研修を開催しました【仕事の主(あるじ)になる】
http://nishizaki-tosoubu.blog.jp/archives/7849825.html
前々回、去年の10月10日に開催した米澤先生の社内研修の様子です。

●当ブログ過去の記事/社内研修を開催しました【三人寄れば文殊の知恵】
http://nishizaki-tosoubu.blog.jp/archives/8573902.html
前回、去年の11月28日に開催した米澤先生の社内研修の様子です。

米澤先生の研修会はほんと面白い。
先生が一貫しておっしゃるキーワードは「自主自律」、「共創」、「協働経営」、「仕事の主になる」です。
一言で言うなれば・・・縦の繋がりではなく、横の繋がりで仕事をしようと言う事。
それらの言葉の真理、その理解度が回を重ねるごとに深まっていくような気がします。
それは一言では言い表せないような、心地よく、とても不思議な感覚。
そう・・・するめイカをシガシガしがむような感覚です。
それはやはり、先生のお人柄や講義進行のテクニックが成せる業なのかもしれませんね。
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今回も「自主自律、共創、協働経営とはどうゆうものなのか?」についてディスカッションした後、チームに分かれてゲームを行い、協力し合い小さな成功体験をする、という体感的な内容でした。
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経営の基礎をお勉強。
数字のマジックなどと良く言いますが、そのタネと仕掛けを学んでいきます。
どの数字がどのように変わると、経営状態がどんな風になるのかが良く分かりました。
安易に値引きすること、それがどれほど怖いことなのか
それと、賃金はMQ(売上総利益)決まるということ。
Mとは商品の原価に上乗せするマージン(商品の付加価値)、Q=売り上げる数量の事です。
いかに商品の付加価値を上げて、販売数を増やしていくかがポイントというわけです。
世の中に喜ばれる商品作りをすることにより、自ずと販売数が増える。
言葉にすると、とても当たり前なことですが・・・実際はどのように行動すれば良いのだろうか

それを踏まえた上で、それぞれのチームでゲームを行っていきました。
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題して、「協働」「儲かる経営」「年収アップ」を体験するゲームです
こちらのゲームは前回も行いました。
先生が考案された、とてもよく出来た経営シュミレーションゲームです。
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ゲームの結果を電卓を用いて計算、実際の数字に置き換えて見える化していきます。
前回も行ったので多少慣れていたとは言え、久しぶりに行ったのもあり、私のチームでは結果はあまり芳しくありませんでした
1回目のゲームを終え、それを教訓として、チームでより良い成果を上げる為の方法をディスカッション。
その結果、2回目のゲームでは大きく利益を伸ばして、大幅に年収をアップする事が出来ました

やはりチームワークが大切ですね。
個々ではなく、チーム単位で課題を持ち、取り組むことで、小さな成功体験が出来ました
これは私にとって大きなパラダイムシフトです。
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毎回、米澤先生からは、チームで「PDSサイクル」を回し続けることが大事だと教えて頂いています。
これは商品の付加価値を上げる為の大切な手法だと言います。
PDSサイクルとは、Plan(計画・立案)→ Do(行動)→ See(検証)の3段階の手順のこと。
1つの問題に対して、PDAサイクルを繰り返して解決していきます。
行うべきことはとてもシンプルで、その1サイクルを「ひとしごと」と呼んでいます。

そして、誰からの指示もなく、この「ひとしごと」を自ら事として出来るようになることを「仕事の主になる」と言います。

そのシンプルな「ひとしごと」の積み重ねが、ある日に思いがけない結果を、コロンブスの卵的な閃きを生み出していくようです。
  • チームのメンバーそれぞれのキャラクター(個性)を尊重しあい、それぞれの強みを活かしていける環境を作る事。
  • メンバーの誰一人見捨てることなく、それぞれが抱える様々な問題をチーム全員で考え、メンバーそれぞれがチームの為に出来る事を考えてそれを行う事。
今回の研修で、その事の重要性を強く感じる事が出来ました。

“仕事の主”になることにより、仕事にやりがいが生まれ、仕事が楽しくなります。
さらに、チームで上手に協力しあえる様になれば、仕事が効率化して残業時間が減り、自分や家族に使う時間が増えます。
そして、PDSサイクルによってその仕事の付加価値を高めることが出来たのなら、当然それに見合った対価を頂けるようになりますよね。

経済的にも、マインド面でも豊かになる。

自分にとっても、チーム(会社)にとっても、そしてお客様にとって喜べる仕事が出来たら、それはなんと素晴らしいことか。

おぼろげながら、希望の光が見えてきた感覚
今回の社内研修で得た、その感覚を今後の仕事に活かしていきます。
実際の仕事でも小さな成功体験を積み重ねていきたいと思います。

そう、あまり難しくは考えずに、先ずは出来ることから始めよう。

日々、PDSサイクルを回し続けることを意識してやっていきたいと思う今日この頃であります。

皆様お疲れ様でした

米澤先生、今回も弊社の社内研修の為に足を運んで頂き、本当にありがとうございました。
また、このような素敵な研修会に参加させて頂けたことに感謝いたします。


それでは今回はこの辺で。

最後までお読み頂きましてありがとうございました。
次回もお楽しみに


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