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今回はこちらの鏡台の塗り直しの様子をご紹介していきたいと思います。
ちなみに鏡台とはドレッサーとも呼ばれる家具のことです。
こちらの鏡台は昭和の時代のデザインですね。
キャビネット部分に乗っている細長い部分を開くと三面鏡になっているタイプです。
こうゆうデザインのものは現在では販売されていないでしょうし、最近ではなかなかお目に掛かることも無くなりました。
私からすると、とても懐かしく感じる一品であります
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どれくらい前にご購入されたものなのかは定かではありませんが。
おそらく30、40年以上前・・・ かなり古いものには間違いないでしょう。
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各所に多少傷や塗装の劣化(塗膜の艶引け)などは見受けられましたが、大切にお使いになられてきたようで、現状は比較的綺麗でした。

と言うことで、今回はあまり手を掛けずに、現状の雰囲気は残しつつ、傷の補修や全体的な再塗装を行っていきます。
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先ずは家具全体の素地を調整していきます。
ほこりや汚れを落とし、溶剤で清拭して表面の油脂分も除去します。
油脂分を除去したら、サンドペーパー(360番程度)を使って表面を軽く研磨して素地を荒しておきます。
素地を調整することにより、これから塗装していく塗料の密着性を高めます。
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次に、下塗り塗料(2液型ウレタンサンディングシーラー)を吹き付け塗装します。
表面が少し艶っぽくなっているのは、その塗料を塗った証拠です。
下塗り塗料が乾燥したら、傷や凹みなどはパテを埋めておきます。

パテが乾燥後、再び鏡台全体をサンドペーパー(320番程度)で研磨をして表面を滑らかにして、上塗り塗料(2液型ウレタンクリヤー)を吹き付け塗装します。
上塗り塗料が乾燥したら、傷や凹みなどをタッチアップ(補修)していきます。
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鏡台の右の側板(写真の右下の部分)には黒いシミがありました。
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ちょっと近づいてみましょう。
黒のインクのようなものが、木地に染み込んでしまっているようでした。
これは溶剤で拭いても落ちなかったのです
ご予算内の作業内容を行わなければいけませんし、あまり時間が掛る作業は出来ませんが・・・これじゃちょっと目立ち過ぎですよねぇ
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なので、筆で色を付け、木目を描いていく程度の作業を施しました。
多少目立たなくなったでしょ
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遠目で見れば、パッと見、黒いシミの部分や白く見えていた傷の部分は分からなくなりました

全ての傷や凹みのタッチアップが終わったら、全体的に細かいサンドペーパー(600番程度)で軽く研磨して表面のざらつきなどを落とし、再び上塗り塗料を吹き付け塗装して仕上げていきます。
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↑施工前
↓施工後
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以前の雰囲気はそのままに、くすんだ感じが無くなり、全体的にすっきりした印象になったと思います。

今回もお客様にはご満足頂きました
きっと、色々な思い出が詰まった大切な鏡台なのでしょう。
これからも長くお使い頂けたのなら幸いです。



最後までお読み頂きましてありがとうございました。
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