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有り難いことに、年間を通して塗り直しをご依頼して頂くことの多いテーブルの天板。
それなりの費用をかけて塗り直しされるテーブルの天板ですので、やはり高級な木材を使った、しっかりとした作りのものばかりです。
長年お使いになられた愛着のある家具をお預かりするのですから、毎回、それぞれ個性豊かな木材の表情を最大限に活かすことを心掛けて塗装をさせて頂いております。

今回のブログは、それぞれ違う材種の木材で製作された3種類のテーブル天板の塗り直しの様子をご紹介します。
テーブルの天板たちが綺麗に生まれ変わる様子と共に、それぞれの表情の美しさもお楽しみ頂けたらと思います。
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先ずはこちら。
伸長式のダイニングテーブルです。
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中央部分を開いて補助天板を差し込むと、天面の面積が広がるタイプのテーブルでした。
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こちらのテーブルの天板は、チークという材種の無垢材で作られていました。
光源の関係で、前述の写真とは色合いが違って見えますが
写真左側の天板が後から差し込んだ補助天板で、右側がテーブル本体の天板です。

左側の方が比較的綺麗で、右側の方が傷や汚れ、塗装の剥がれがあり、傷みが激しいのがお分かりでしょうか?
この事から、お客様は補助天板をあまりお使いでは無かったことが推測出来ます。

色合いや艶具合などが変わり“違和感”が出てしまうので、塗り直しの際は“本体”と“補助天板”の両方をお預かりし、一緒に作業をさせて頂くことがほとんどです。
普段お使いにならない補助天板は、年月を経る内についついその存在を忘れがちになるものですが
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サンダーという電動工具を使って表面を研磨し、傷んだ塗装を削り落としていきます。
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天板全体をしっかりと研磨して、チークの木地を無塗装の状態に戻します。
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そして、再塗装をしてゆくと・・・

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↑施工前
↓施工後
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元の色合いと比べて、なるべく変わらないように塗り直しを行いました。
施工前は長年のご使用により表面が“テカテカ”と光っていましたが、チークらしいナチュラルな雰囲気に仕上げ直しました。

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↑施工前
↓施工後
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すっきりと木目が見えるようになりましたね

ちなみにトップコートにはサンユーペイント株式会社様のセラウッドという高耐久性の塗料を使用しています。

●セラウッド|製品情報|サンユーペイント株式会社
http://www.sanyu-paint.co.jp/product/sp_cerawood

塗膜硬度が高く、キズが付きにくいのが特徴の2液型ポリウレタン樹脂塗料です。
弊社では、天板などの耐久性が求められる箇所にはセラウッドを使用しています。

さて、次にお見せしたいテーブルの天板はこちら。
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シンプルなフォルムのダイニングテーブルです。
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こちらのテーブルの天板は、オークという材種の無垢材で作られていました。
塗装の剥がれや汚れなどが目立ち、長年ご使用されてきたことが感じられますね。
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こちらの天板も傷んだ塗装を除去していくのですが、今回はサンダーで削り落としていくのではなく、塗膜剥離剤を表面に塗布して塗装を溶かしていきます。
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塗膜剥離剤で溶かした塗装は、このように綺麗に剥がすことが出来ます。
傷んだ塗装を除去するのに、サンダーで削るのか?、それとも塗膜剥離剤を使用するのか?
それは塗膜の厚みや木地の状態などによって変わり、より良い方を選択します。
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今回はこちらの真鍮製のブラシを使っていきます。
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真鍮ブラシに溶剤を含ませて、木地の表面をゴシゴシと擦っていきます。
木地の導管(木目の細かい凹の部分)の中に入り込んでしまっている汚れや残っている塗膜などを掻き出しておきます。
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真鍮ブラシで荒れてしまった表面をサンドペーパーでしっかりと研磨します。
毛羽立ってしまった木地が、スベスベで綺麗なお肌になりました。
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そして、再塗装をしてゆくと・・・

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↑施工前
↓施工後
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施工前の雰囲気をそのままに綺麗になったでしょ?
色調整をして、元の色合いに近づけて仕上げました

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↑施工前
↓施工後
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オーク本来の木地色を活かしたナチュラル仕上がり、野性味のある美しい木目。
うん、やはりいいですね

最後にご覧頂きたいテーブルの天板はこちら。
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ケヤキ(欅)という材種の無垢材を使って作られたテーブルの天板です。
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長年のご使用の割には比較的綺麗な状態で、大切にお使いだったことが伝わってきました。
しかし、表面に散見される傷や汚れのせいで使用感は否めません。
表面が所々ムラっぽく見えるのは・・・もしかしたら、アルコールや塩素系の消毒液での拭き掃除の繰り返しで、塗膜が傷んでしまった可能性もあります。
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こちらのテーブルの天板も、1番最初のチーク材の天板同様にサンダーという機械で表面を研磨して、傷んだ塗装を削り落としました。
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そして、再塗装をしてゆくと・・・

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↑施工前
↓施工後
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うん、綺麗になったでしょ?

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↑施工前
↓施工後
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木地着色を行ったおかげで、パチッと木目が見えるようになりました。
ケヤキは高級材として知られていますが、さすがにその木目は繊細で美しいですね


最後までお読み頂きましてありがとうございました。
ここまでご覧頂いた方にさらにお知らせがあります。

【弊社での塗り直しをご検討される“個人のお客様”へ】

弊社ではよりご満足して頂ける、気遣いの行き届いた塗り直しをご提供させて頂く為に、日正産業株式会社様と業務提携をさせて頂いております。

出張見積や家具の引き取り・施工後の納品などは日正産業株式会社様が担当。
塗り直しの実作業はニシザキ工芸が自社木工塗装専門工場で行います。

家具のお引き取りから納品まで。
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●インテリアドクター・日正産業株式会社様ホームページ
http://nissei-sangyo.co.jp/interior_doctor/

私たち塗装部は木工塗装を得意とする職人集団ですが、実務をこなしながらになる営業的な仕事は正直得意ではありませんし、家具運搬等の業務は行っておりません。
それらの点を補い、実作業の面はもとより一貫してより質の高い塗り直しをご提供させて頂く為の業務提携となっております。

どうぞ宜しくお願い致します。


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https://tosou.nishizaki.co.jp/

●特注家具・ニシザキ工芸株式会社HP
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