当ブログをご覧頂きまして誠にありがとうございます。
気付けば世はゴールデンウィーク真っ只中な今日この頃。
皆様はいかがお過ごしでしょうか？
コロナ禍で去年と一昨年のゴールデンウィークは緊急事態宣言下、当時はどこもかしこも自粛ムードで外出もままならない感じでありましたが、今年は国からの制限は特にありませんし、ワクチン3回目の摂取率も上がってきているので旅行などに出掛ける方も多いのではないでしょうか。
とは言え、感染リスクはゼロではありません。
このゴールデンウィーク、感染予防には十分ご配慮くださいませ。
そうだ、京都へいこう～
ﾋﾞｭﾝｯ
品川駅から東海道新幹線に乗ること約2時間。
かく言う私は、先日4月19日、一足お先に日帰りで京都へ行ってまいりました。
とても天気が良く、優しい日差しが降り注ぐ初夏の陽気。
絶好の観光日和でした。
あっ、しかし今回は観光ではありませんよ（笑）
とは言え、折角なので少し早めに京都入りし、時間まで駅周辺を散策
ﾃｸﾃｸ
本当は3泊4日くらいで、のんびりと周遊したかったところですが。
それはまたの機会ということで。
そう、今回京都にやってきた目的は、日本経営開発協会／関西経営管理協会さんが主催する会社見学会に出席することでした。
●「環境整備」京都・傳來（でんらい）工房《現地研修》
JR京都駅からタクシーに乗って10分くらい。
京都市南区に所在する、株式会社傳來（でんらい）工房さんにお邪魔いたしました。
傳來工房さんは特注の鋳造製品を作る会社です。
創業はなんと平安時代初期（西暦809年頃）まで遡ります。
画像引用：Wikipedia
遣唐使として唐の国に渡った弘法大師（空海）が、日本に持ち帰った最新の“蝋型鋳造技術”により職人集団「傳來（でんらい）」が誕生。
以来、その技術を受け継ぎ、技能の1番優れた1番弟子が代々「傳來」の銘を継承し、今に至るそうです。
まさに桁違いの歴史、この令和の世に実在するという奇跡。
実に“京都らしい”会社であります。
平安時代から現代にいたるまで、神社仏閣の装飾金物の製作や復元などを手掛けてきた高い技術力を元に、皇居や官庁、重要文化財の復元事業なども数多く手掛けられており、建築分野の難しい意匠金属工事でもそのノウハウは活かされ、著名な建築家やデザイナー達からも厚い信頼を寄せているようです。
アートの分野でも、名だたるアーティストから作品の鋳造の依頼があるそう。
写真は国際的な現代美術作家の清水九兵衛氏の作品（朱甲面）のレプリカ。
あの岡本太郎氏もこちらの工房に足繁く通ったというから驚きです。
また最近ではガーデンエクステリアの分野にも進出。
新しい素材を使った個性的で魅力的な製品作りにチャレンジし、それが好評を得て主力の事業になりつつあるという。
まさに“温故知新”を体現されておられました。
あぁ、なんて素敵な会社なのだろうか。
1200年の時空を越えて、ますますの飛躍を遂げる傳來工房さん。
その秘訣は・・・どうやら「環境整備」にあるらしいのです。
ところで、“環境整備”とは何ぞや
そう、私はその秘訣をご教授頂く為にこちらに伺ったのであります
会社訪問をして先ず印象に残った事は、出迎えてくれた営業の方がとても清々しいご挨拶をしてくれたことです。
決して“やらされ感”のあるものではなく、“おもてなしの心”を感じて“ハッ”としたほど。
営業の方々も工場の職人の皆様も、それが普通に出来ていることに感動。
これってなかなか出来ることではありません。
私達だって真似すべきだと思いました。
皆様の“本気度”を感じましたし、素敵な挨拶が素直に実践出来る文化がしっかりと根付いている。
やはり「何かが違う・・・」と直感し、期待は高まる一方でした
午後一で傳來工房様に伺い、担当の方々に工場や営業事務所など会社の隅々まで案内して頂き、丁寧に色々と説明をしてくださいました。
今までの写真をご覧になって何かお気づきになりましたか？
そう、どこもかしこも掃除が行き届いており、整理整頓されていますね。
こちらの写真は営業事務所の用具を仕舞う棚なのですが、まるでお店みたいでしょ？
見ての通り、それはただの整理整頓ではありませんでした。
もうね・・・突き抜けて、常識の域の遙か上をいく感動レベル。
この辺りにも“環境整備”のエッセンスが垣間見られます。
ちなみにこちらの会社見学会では、敷地内どこを撮影してもOKなのです。
しかもその撮影した画像をSNS（ブログ等）に掲載しても良いとのことで、当ブログでもご紹介させて頂いております。
傳來工房様、当ブログに掲載させて頂きありがとうございます。
御社のそのオープンさも感動レベルです
一通り会社内を見学した後、研修室に案内して頂いて講義の時間でした。
代表取締役CEOの橋本和良氏自ら、これまでの経験談を交えながら“環境整備”の考え方や意義などを語って頂きました。
静かな佇まいとは裏腹な、内に秘めた信念と情熱を感じる語り口がとても魅力的でした。
これまで地道に積み重ねてこられた確かな経験。
そこからやってくる確信が言葉一つ一つに力を与えている、そのような感じ。
短い時間ではありましたが、ギュッと濃縮されたエッセンスを、そして勇気を頂きました。
とても興味深く拝聴し、とても面白い内容でした。
それを一言で言うなれば・・・
実はとてもシンプルで、特別な事では無く、とても素晴らしいもの。
あっという間の半日でした。
傳來工房様の会社見学会でご教授頂いたこと、皆様と共有出来たらいいなと。
また私の復習も兼ねて、今回のブログでまとめてみたいと思っております。
・
・
・
が、話が長くなりそうなので今回はこの辺で。
最後までご覧頂きましてありがとうございました。
次回もお楽しみに。
後編につづく。
●ニシザキ工芸株式会社塗装部HP
https://tosou.nishizaki.co.jp/
●特注家具・ニシザキ工芸株式会社HP
https://www.nishizaki.co.jp/
気付けば世はゴールデンウィーク真っ只中な今日この頃。
皆様はいかがお過ごしでしょうか？
コロナ禍で去年と一昨年のゴールデンウィークは緊急事態宣言下、当時はどこもかしこも自粛ムードで外出もままならない感じでありましたが、今年は国からの制限は特にありませんし、ワクチン3回目の摂取率も上がってきているので旅行などに出掛ける方も多いのではないでしょうか。
とは言え、感染リスクはゼロではありません。
このゴールデンウィーク、感染予防には十分ご配慮くださいませ。
そうだ、京都へいこう～
ﾋﾞｭﾝｯ品川駅から東海道新幹線に乗ること約2時間。
かく言う私は、先日4月19日、一足お先に日帰りで京都へ行ってまいりました。
とても天気が良く、優しい日差しが降り注ぐ初夏の陽気。
絶好の観光日和でした。
あっ、しかし今回は観光ではありませんよ（笑）
とは言え、折角なので少し早めに京都入りし、時間まで駅周辺を散策
ﾃｸﾃｸ本当は3泊4日くらいで、のんびりと周遊したかったところですが。
それはまたの機会ということで。
そう、今回京都にやってきた目的は、日本経営開発協会／関西経営管理協会さんが主催する会社見学会に出席することでした。
●「環境整備」京都・傳來（でんらい）工房《現地研修》
JR京都駅からタクシーに乗って10分くらい。
京都市南区に所在する、株式会社傳來（でんらい）工房さんにお邪魔いたしました。
傳來工房さんは特注の鋳造製品を作る会社です。
創業はなんと平安時代初期（西暦809年頃）まで遡ります。
画像引用：Wikipedia
遣唐使として唐の国に渡った弘法大師（空海）が、日本に持ち帰った最新の“蝋型鋳造技術”により職人集団「傳來（でんらい）」が誕生。
以来、その技術を受け継ぎ、技能の1番優れた1番弟子が代々「傳來」の銘を継承し、今に至るそうです。
まさに桁違いの歴史、この令和の世に実在するという奇跡。
実に“京都らしい”会社であります。
平安時代から現代にいたるまで、神社仏閣の装飾金物の製作や復元などを手掛けてきた高い技術力を元に、皇居や官庁、重要文化財の復元事業なども数多く手掛けられており、建築分野の難しい意匠金属工事でもそのノウハウは活かされ、著名な建築家やデザイナー達からも厚い信頼を寄せているようです。
アートの分野でも、名だたるアーティストから作品の鋳造の依頼があるそう。
写真は国際的な現代美術作家の清水九兵衛氏の作品（朱甲面）のレプリカ。
あの岡本太郎氏もこちらの工房に足繁く通ったというから驚きです。
また最近ではガーデンエクステリアの分野にも進出。
新しい素材を使った個性的で魅力的な製品作りにチャレンジし、それが好評を得て主力の事業になりつつあるという。
まさに“温故知新”を体現されておられました。
あぁ、なんて素敵な会社なのだろうか。
1200年の時空を越えて、ますますの飛躍を遂げる傳來工房さん。
その秘訣は・・・どうやら「環境整備」にあるらしいのです。
ところで、“環境整備”とは何ぞや
そう、私はその秘訣をご教授頂く為にこちらに伺ったのであります
会社訪問をして先ず印象に残った事は、出迎えてくれた営業の方がとても清々しいご挨拶をしてくれたことです。
決して“やらされ感”のあるものではなく、“おもてなしの心”を感じて“ハッ”としたほど。
営業の方々も工場の職人の皆様も、それが普通に出来ていることに感動。
これってなかなか出来ることではありません。
私達だって真似すべきだと思いました。
皆様の“本気度”を感じましたし、素敵な挨拶が素直に実践出来る文化がしっかりと根付いている。
やはり「何かが違う・・・」と直感し、期待は高まる一方でした
午後一で傳來工房様に伺い、担当の方々に工場や営業事務所など会社の隅々まで案内して頂き、丁寧に色々と説明をしてくださいました。
今までの写真をご覧になって何かお気づきになりましたか？
そう、どこもかしこも掃除が行き届いており、整理整頓されていますね。
こちらの写真は営業事務所の用具を仕舞う棚なのですが、まるでお店みたいでしょ？
見ての通り、それはただの整理整頓ではありませんでした。
もうね・・・突き抜けて、常識の域の遙か上をいく感動レベル。
この辺りにも“環境整備”のエッセンスが垣間見られます。
ちなみにこちらの会社見学会では、敷地内どこを撮影してもOKなのです。
しかもその撮影した画像をSNS（ブログ等）に掲載しても良いとのことで、当ブログでもご紹介させて頂いております。
傳來工房様、当ブログに掲載させて頂きありがとうございます。
御社のそのオープンさも感動レベルです
一通り会社内を見学した後、研修室に案内して頂いて講義の時間でした。
代表取締役CEOの橋本和良氏自ら、これまでの経験談を交えながら“環境整備”の考え方や意義などを語って頂きました。
静かな佇まいとは裏腹な、内に秘めた信念と情熱を感じる語り口がとても魅力的でした。
これまで地道に積み重ねてこられた確かな経験。
そこからやってくる確信が言葉一つ一つに力を与えている、そのような感じ。
短い時間ではありましたが、ギュッと濃縮されたエッセンスを、そして勇気を頂きました。
とても興味深く拝聴し、とても面白い内容でした。
それを一言で言うなれば・・・
実はとてもシンプルで、特別な事では無く、とても素晴らしいもの。
あっという間の半日でした。
傳來工房様の会社見学会でご教授頂いたこと、皆様と共有出来たらいいなと。
また私の復習も兼ねて、今回のブログでまとめてみたいと思っております。
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が、話が長くなりそうなので今回はこの辺で。
最後までご覧頂きましてありがとうございました。
次回もお楽しみに。
後編につづく。
●ニシザキ工芸株式会社塗装部HP
https://tosou.nishizaki.co.jp/
●特注家具・ニシザキ工芸株式会社HP
https://www.nishizaki.co.jp/
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