当ブログをご覧頂きまして誠にありがとうございます。
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今回のブログはこちらのピアノ椅子の塗り直しの様子をご紹介したいと思います。

ピアノ椅子の塗り直しの様子は以前も2回ほどご紹介しています。
弊社ではたまにピアノ椅子の塗り直しのご依頼を頂くことがあり、その度に当ブログでご紹介させて頂いてますが、思いのほか“ピアノ椅子の塗り直し”は人気のある投稿で、検索エンジンからの記事へのアクセスも多く、皆様の関心度の高さに驚いています。

やはりピアノ椅子は特別な家具なのかもしれませんね。
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今回お預かりしたピアノ椅子もだいぶ使い込まれておりました。
座面は張り替えのために取り外されています。
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こちらのピアノ椅子はあまりお目にかからない珍しいタイプのものでした。
時代を感じさせる古いタイプの金物が付いていますね。
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昭和感溢れるプレートがまた良い感じ
「椅子座高低調節装置」というのは何とか読めるものの、メーカーなど表記は判別することが出来ず不明でした。
YAMAHAなどのメジャーなメーカー品ではなさそうですが。
もしご存じの方がいらっしゃれば、ご教示頂けたら嬉しいです。
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今までお預かりしたピアノ椅子とは少し違うお洒落なスタイル。
形はピアノ椅子らしいオーソドックスなトムソン椅子ですが、全体的に細身のスラッとしたフォルムで上品な雰囲気を醸し出しておりました。

それでは、綺麗になっていく様子を工程を追ってご覧頂きたいと思います。
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①分解
先ずは金物を取り外して、パーツごとに分解していきます。
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金物を固定するビスはもちろんマイナス型です。
品物が古い証ですね。
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薄く削いだベニヤ板をスペーサーにして微調整されている部分。
塗り上がり後に戻せるように分かる様にしておきます。
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やはり鉄製のビスは錆びてボロボロでした。
再利用の難しいものは、組み立て時に新しいものと交換します。
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座面のストッパー部分の金物も外します。
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そして、ようやく分解作業が終了しました

さて、再塗装を始めていきましょう。
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②清掃、脱脂
ホコリや汚れを落とし、溶剤で拭き取りを行い表面の油脂分などを取り除きます。
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③マスキング
塗装しない部分(金物部分)が汚れない様にマスキングテープ等でカバーをします。
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④パテ処理
椅子全体にパテ(ポリエステルパテ)をしごき、キズや凹みや木地の段差などを埋めていきます。
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⑤素地研磨
パテが乾燥したら全体的に研磨を行い、表面を平滑にしていきます。
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⑥下塗り
黒のウレタンサフェーサー(下塗り用の塗料)を吹き付け塗装していきます。
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塗膜厚が付くサフェーサーを塗装することにより、表面の平滑度を上げていきます。
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⑦拾いパテ
サフェーサーが乾燥したら、前回のパテが痩せてしまった部分や見落としたキズや凹みなどに再度パテ処理を行います。
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⑧サフェーサーの研磨
パテが乾燥したら、仕上げ前の研磨を行います。
表面を丁寧に研磨して、さらなる平滑さを研ぎ出していきます。
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⑨仕上げ
黒のウレタンエナメル塗料を吹き付け塗装し、エナメル塗料が乾燥後に表面を研磨。
さらに艶有りのウレタンクリヤー塗料を吹き付け塗装して仕上げていきます。

仕上がり後、しっかりと乾燥させてから元通りに組み立てていきます。
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⑩組み立て
取り外した金物と座面を脚部に組み付けていきます。
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前述のとおり、再利用が難しい錆びたビスは新品と交換しました。
新しい方もちゃんとマイナスのビスです
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仕上がった椅子にキズを付けない様に慎重に作業していきます。
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錆びて動きの悪かった金物も整備。
表面の錆を落としてから、可動部に油を差したら動きが格段に良くなりました。

そして・・・
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↑施工前
↓施工後
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よしっ、綺麗になりました
黒さと艶感が蘇りましたね。

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↑施工前
↓施工後
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こちらは背もたれの部分のクローズアップです。

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↑施工前
↓施工後
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特に傷みのひどかった座面もこのとおりです

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今回もお客様に大変喜んで頂けたようで良かったです
この度は弊社へ塗り直しをご依頼いただき、誠にありがとうございました。



最後までお読み頂きましてありがとうございました。
ここまでご覧頂いた方にさらにお知らせがあります。

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