当ブログをご覧頂きまして誠にありがとうございます。
去る8月5日(金)、6日(土)、7日(日)の3日間、東京国際フォーラムにて「ものづくり・匠の技の祭典2022」が開催されました。
そう、先日の投稿で開催の告知をさせて頂いたイベントです。
塗装部も所属する東京木工塗装技能士会が当イベントに出展し、8月6日(土)に私もその出展ブースのお手伝いに行ってきました。
今回のブログはその様子をご紹介したいと思います。
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当日は朝9時半に会場に入り、終日お手伝いさせて頂きました。
地下鉄有楽町駅から直結する入り口を抜けるとすぐに会場に到着。
さすが東京を代表するランドマーク、抜群のロケーション。
交通の便は良いし、再開発が進む丸の内界隈にあっても1996年竣工(約26年前)の建築は今もなお色褪せず近未来感を醸し出していました。
久しぶりに東京国際フォーラムに訪れましたが、改めて秀逸な建築だなぁ~と思いました
コロナ禍にあって3年ぶりのリアル開催でしたが、思いのほか沢山の方々が会場に足を運んでいらっしゃる様子を見て驚きました。
10時の開場前から入り口には入場待ちの長蛇の列が出来ていたほどでした。
様々な業種の技能士会さんや協会さんのブースが立ち並ぶ中、我々東京木工塗装技能士会のブースはホールE内の「住」エリアの8番の区画にありました。
ブースでは木工塗装作品の展示の他に“体験プログラム”と呼ばれる“ものづくり”を体験して頂くコーナーが設けられました。
作品展示で特に注目され好評を得ていたのは“けん玉”でした。
木工塗装職人達がその技術を用いて、思い思いの化粧を施したアート作品達。
こちらのけん玉アートは、東京木工塗装技能士会で毎年行われる技能コンクールに出品されたものです。
作品達は展示されるだけではなく、今回は1つ1000円で販売されました。
ほぼ木地代原価のみという破格のお値段で、近年のけん玉ブームもあり飛ぶ様に売れておりました。
またけん玉においては、イベントエリアにて“世界にひとつだけのけん玉づくり”と銘打ったワークショップ(参加費無料)も開催いたしました。
事前に参加希望の方には先着順で整理券を配布しましたが、すぐに定員一杯になる盛況ぶり。
ワークショップが始まると技能士会から皆様に作業手順を一通りご説明し、作品完成までの大まかな流れをある程度ご理解頂いた上で早速作業を開始して頂きました。
親子でけん玉づくりに参加される方もいらっしゃいました。
こちらは姉妹で参加。助け合って作品づくりに精を出していました。
けん玉と言うことで、やはり男の子の参加が多かったですね。
それぞれ思い思いにけん玉をペインティング。
自由で個性的な作品たちが出来上がっていきました
短い時間内での忙しないワークショップでしたが、何はともあれ皆様には楽しんで頂けたようで良かったです
そして、ブース内で行われた体験プログラムのコーナーも大変ご好評を頂きました。
こちらのコーナーも思いのほか大盛況。
体験希望者が途絶えることが無く、その対応で大忙しでした
体験プログラムは3種類。
こちらのコーナーはそれぞれ料金を頂くことになってましたが、こちらも材料代を割る破格のお値段でご提供。
かなりお買い得だったと思いますよ
特に良く描けていただるま作品をスライドショー形式の動画でまとめてみました。
ねっ、良くないですか
子供達の純粋無垢な心で描かれた作品達に感動するしかありませんでした
子供は皆アーティストと言いますが、常識にとらわれない自由な発想が素晴らしい。
無邪気な創造力に心癒やされました。
この様にとても忙しいブースのお手伝いでしたが、折角なので合間で会場を一回り。
メインのステージでは、全国から集まった様々な業種の匠たちが実演。
この時は、公益社団法人日本奇術協会さんによるマジックショーでした。
はるな愛似の綺麗なおねーさんが素晴らしいショーを披露しておりました
それらのステージパフォーマンスの様子は公式ホームページにアーカイブとして動画が残っていますので是非ご覧になってみてください。
私も後からアーカイブを観ましたが、それぞれの職種の素晴らしさと魅力を感じることが出来てとても面白かったですよ。
「食」に関するブースでは料理も提供されて実際に食べることも出来ました。
観るだけでなく、味覚でダイレクトに理解。
まさに体感とはこのことですね。
やはり食のブースは大人気でした。
私的に一番気になったのがこちらの展示です。
“匠創庵”と名付けられた茶室。
様々な匠の技が集結したとても素晴らしい作品。
ディティールまでこだわり抜いた組子の技術に魅了されました
・・・そんなこんなで、あっという間の1日でした。
そう、来年も東京木工塗装技能士会は出展予定であります。
当イベントにご興味のある方、また来年の夏にブースでお待ちしております。
どうか来年までにはコロナウイルスが弱毒化し、マスクから解放されますように。
さらに賑やかなイベントとなるように祈りたい今日この頃です。
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それでは今回はこの辺で。
長い投稿となりましたが、最後までご覧頂きまして誠にありがとうございました。
次回もお楽しみに。
●ニシザキ工芸株式会社塗装部HP
https://tosou.nishizaki.co.jp/
●特注家具・ニシザキ工芸株式会社HP
https://www.nishizaki.co.jp/
去る8月5日(金)、6日(土)、7日(日)の3日間、東京国際フォーラムにて「ものづくり・匠の技の祭典2022」が開催されました。
そう、先日の投稿で開催の告知をさせて頂いたイベントです。
塗装部も所属する東京木工塗装技能士会が当イベントに出展し、8月6日(土)に私もその出展ブースのお手伝いに行ってきました。
今回のブログはその様子をご紹介したいと思います。
・
・
当日は朝9時半に会場に入り、終日お手伝いさせて頂きました。
地下鉄有楽町駅から直結する入り口を抜けるとすぐに会場に到着。
さすが東京を代表するランドマーク、抜群のロケーション。
交通の便は良いし、再開発が進む丸の内界隈にあっても1996年竣工(約26年前)の建築は今もなお色褪せず近未来感を醸し出していました。
久しぶりに東京国際フォーラムに訪れましたが、改めて秀逸な建築だなぁ~と思いました
コロナ禍にあって3年ぶりのリアル開催でしたが、思いのほか沢山の方々が会場に足を運んでいらっしゃる様子を見て驚きました。
10時の開場前から入り口には入場待ちの長蛇の列が出来ていたほどでした。
様々な業種の技能士会さんや協会さんのブースが立ち並ぶ中、我々東京木工塗装技能士会のブースはホールE内の「住」エリアの8番の区画にありました。
ブースでは木工塗装作品の展示の他に“体験プログラム”と呼ばれる“ものづくり”を体験して頂くコーナーが設けられました。
作品展示で特に注目され好評を得ていたのは“けん玉”でした。
木工塗装職人達がその技術を用いて、思い思いの化粧を施したアート作品達。
こちらのけん玉アートは、東京木工塗装技能士会で毎年行われる技能コンクールに出品されたものです。
作品達は展示されるだけではなく、今回は1つ1000円で販売されました。
ほぼ木地代原価のみという破格のお値段で、近年のけん玉ブームもあり飛ぶ様に売れておりました。
またけん玉においては、イベントエリアにて“世界にひとつだけのけん玉づくり”と銘打ったワークショップ(参加費無料)も開催いたしました。
事前に参加希望の方には先着順で整理券を配布しましたが、すぐに定員一杯になる盛況ぶり。
ワークショップが始まると技能士会から皆様に作業手順を一通りご説明し、作品完成までの大まかな流れをある程度ご理解頂いた上で早速作業を開始して頂きました。
親子でけん玉づくりに参加される方もいらっしゃいました。
こちらは姉妹で参加。助け合って作品づくりに精を出していました。
けん玉と言うことで、やはり男の子の参加が多かったですね。
それぞれ思い思いにけん玉をペインティング。
自由で個性的な作品たちが出来上がっていきました
短い時間内での忙しないワークショップでしたが、何はともあれ皆様には楽しんで頂けたようで良かったです
そして、ブース内で行われた体験プログラムのコーナーも大変ご好評を頂きました。
こちらのコーナーも思いのほか大盛況。
体験希望者が途絶えることが無く、その対応で大忙しでした
体験プログラムは3種類。
- コースターにステンシル ¥500-
- 堆朱箸づくり ¥1,000-
- だるまに絵付け ¥1,000-
こちらのコーナーはそれぞれ料金を頂くことになってましたが、こちらも材料代を割る破格のお値段でご提供。
かなりお買い得だったと思いますよ
- コースターにステンシル
あらかじめご用意した各種(色と形状が異なる)塗装済みのコースター木地にステンシルを使って模様を描いて頂きました。
作品の見本はこのような感じでしたが・・・
そんなものは無視してフリーハンドで絵を描く子が続出。
見本はあくまで見本、どんどん好きにやって頂いて良いのです - 堆朱箸づくり
こちらでは堆朱(ついしゅ)という漆塗りの技法を体験して頂きました。
あらかじめ幾重にも色を塗り重ねた木製の箸をご用意。
そちらを水研ぎペーパーで研磨し、下色を研ぎ出していきます。
良い塩梅で色を研ぎ出すことが出来たら、コンパウンドを使って表面を磨きます。
するとピカピカと艶が出てきます。
完成品の見本はこちら。
研ぎ出し方で様々な模様が出て、あなただけのオリジナルの箸が完成です - だるまに絵付け
特に参加希望者の多かった体験プログラムはこちらでした。
色が異なるだるまの木地を1つ選んで頂き、自由に顔を描いていきます。
それぞれのだるまには顔が全く描かれておらず、のっぺらぼうの状態です。
そこにマジックやアクリル絵の具を使って表情をつけて頂きました。
だるまの色は赤、ピンク、水色、黄色の他にウクライナの国旗を模した黄色と青の塗り分けのものもご用意。
こちらは外国の方にも好評でした
だるまの作品見本はこちら。
一応、書き入れて頂く顔の見本としてオーソドックスなデザインのものをご用意しましたが・・・
特に良く描けていただるま作品をスライドショー形式の動画でまとめてみました。
ねっ、良くないですか
子供達の純粋無垢な心で描かれた作品達に感動するしかありませんでした
子供は皆アーティストと言いますが、常識にとらわれない自由な発想が素晴らしい。
無邪気な創造力に心癒やされました。
この様にとても忙しいブースのお手伝いでしたが、折角なので合間で会場を一回り。
メインのステージでは、全国から集まった様々な業種の匠たちが実演。
この時は、公益社団法人日本奇術協会さんによるマジックショーでした。
はるな愛似の綺麗なおねーさんが素晴らしいショーを披露しておりました
それらのステージパフォーマンスの様子は公式ホームページにアーカイブとして動画が残っていますので是非ご覧になってみてください。
私も後からアーカイブを観ましたが、それぞれの職種の素晴らしさと魅力を感じることが出来てとても面白かったですよ。
「食」に関するブースでは料理も提供されて実際に食べることも出来ました。
観るだけでなく、味覚でダイレクトに理解。
まさに体感とはこのことですね。
やはり食のブースは大人気でした。
私的に一番気になったのがこちらの展示です。
“匠創庵”と名付けられた茶室。
- 一般社団法人東京表具経師内装文化協会
- 東京都タイル技能士会
- 東京建具協同組合
- 東京都左官組合連合会
- 一般社団法人日本造園組合連合会 東京都支部合会
様々な匠の技が集結したとても素晴らしい作品。
ディティールまでこだわり抜いた組子の技術に魅了されました
・・・そんなこんなで、あっという間の1日でした。
そう、来年も東京木工塗装技能士会は出展予定であります。
当イベントにご興味のある方、また来年の夏にブースでお待ちしております。
どうか来年までにはコロナウイルスが弱毒化し、マスクから解放されますように。
さらに賑やかなイベントとなるように祈りたい今日この頃です。
・
・
それでは今回はこの辺で。
長い投稿となりましたが、最後までご覧頂きまして誠にありがとうございました。
次回もお楽しみに。
●ニシザキ工芸株式会社塗装部HP
https://tosou.nishizaki.co.jp/
●特注家具・ニシザキ工芸株式会社HP
https://www.nishizaki.co.jp/
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