当ブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます。

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秋の足音が聞こえ始めた今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
日中はまだ真夏の日差しを感じられますが。
つい最近までの連日の猛暑は和らぎ、東京では朝晩はだいぶ涼しくなってきました。

あっという間に過ぎ去ってゆく感がある今年の夏。
湧き上がる夏の終わりの寂寥感。
あれだけ暑さにヒーヒー言ってたのに勝手なもんです

季節の変わり目
そう、これから夏の疲れがドッと出てきます
お互いに体調管理には気を付けたいところですね。


さて、前回の作業の続きを始めていきましょうか。
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前回の作業までで行った下地処理。
古い傷んだ塗装を剥がして、木地に磨きをかけて、まっさらな木地の状態に戻しました。

さぁ、これから塗装をし直して仕上げていきましょう

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まずは木地に着色をしていきます。
木地を研磨した時に出た木の粉をしっかりとエアガンで払い落とした後、調色をした着色剤を刷毛で塗布し、余分な着色剤をウエスで拭き取ります。
着色剤は塗り直し前の元の色になるように調色されています。
元の色はナチュラルなライトブラウン色でした。
ですので今回はほんのりと色が乗る程度の木地着色をいたしました。

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着色剤が乾いたらスプレーガンで透明塗料を塗装していきましょう。
下塗りにウッドシーラーという塗料を塗装します。
塗料にはいくつかの種類がありますが、今回は耐久性の高い2液型ウレタン塗料を使用していきます。

下塗りが乾燥したら240番のサンドペーパーで表面を軽く研磨をして表面を滑らかにします。
下塗りを塗装すると木地が塗料を吸い込み毛羽立ってガサガサになってくるので、それを研ぎ落としておきます。

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さらに、サンディングシーラーという塗料を乾燥を挟みながら3回塗装した状態がこれです。

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表面のクローズアップ。
よく見るとまだ表面が凸凹してるでしょ?木地の導管がまだ埋まっていない証拠です。
うーん・・・まだ塗りこみが甘いなぁ
今回はこの表面の凸凹を無くして平らな仕上がりにしていきます。

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サンディングシーラーが乾いたら、240番のサンドペーパーで研磨をしましょう。
しっかりと研磨をして表面を滑らかにしていきます。
導管の凸凹を平らにしてゆくイメージで作業を行います。

しっかり研磨をしたら、表面の研磨粉をエアガンで綺麗に払って、さらに3回サンディングシーラーを塗装します。

ということで、本日の作業はここまで。
急激に重ね塗りをすると色々と問題が出ますので。
一晩置いてじっくりと乾燥させておきます。

・・・そして翌日。
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しっかりと乾燥させた表面を再度240番のサンドペーパーで研磨していきます。
これでだいぶ表面は平滑になってきましたが・・・ダメ押しでもう2回サンディングシーラーを塗装しておきましょう。

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ほら、表面の凸凹ななくなってきたでしょ?
天井の蛍光灯の映り込みがクリヤーになっているのがお分かりでしょうか。

導管の凸凹の出し具合には段階があります。
今回は元の雰囲気に合わせる為に表面を平らにするクローズ仕上げです。
ちなみに導管を残し気味にするがセミクローズという仕上げで、導管を出して木の風合いを活かすのがオープン仕上げといいます。

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乾燥したら320番のサンドペーパーで仕上げ前の研磨をしていきます。
機械を使って研磨を行ったあと、最後は表面のチェックを兼ねて手でペーパーを当てていきましょう。
表面をしっかりと馴らしておきます。

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さぁ、仕上げてまいりましょう
表面をエアダスターで綺麗に払って、仕上げ用のクリヤー塗料を塗装していきます。

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実際に目や手に触れる、表面の仕上げですからね。
見た目や手触り感や機能性など、塗料の選定にも気を使いたいところです。
弊社では用途別で数種類の塗料をご用意しております。

今回は・・・テーブルの天板ですし、日常使いのハードなご使用が想定されます。
サンユーペイントさんのセラウッドハウスという塗料にしましょう。
塗膜が硬く、傷のつきにくい、とても優秀な塗料です
手触りもとても滑らかであります

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仕上げ工程の一つとしてカラーリングというものがあります。
調色した染料を吹き付けて色調整をしていきましょう。
足りない色味を補い、色のムラを取り、色を重ねることにより色合いに深みを出していきます。

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カラーリングでほんのりとお化粧をして、仕上げ用の塗料を吹き付けていきます。
最後の工程ですからね、ゴミやほこりが乗らないように慎重に仕上げていきましょう。

そして・・・
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仕上がりはこのようになりました。

では、近づいて見てみましょう。
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↑施工前がこちら。
↓施工後がこちら。
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↑施工前がこちら。
↓施工後がこちらになります。
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どうですか?
綺麗になったでしょ
表面の傷や汚れが無くなって、木目もスッキリと見えるようになりました。

お客様にも喜んで頂けたら幸いでございます。
心機一転、お客様に少しでも豊かな気持ちで日常を送って頂けたのなら、私達も嬉しいです。
また末永くご愛用頂けたらと思います。

前編と後編で長々とご紹介させて頂いたダイニングテーブルの塗り直しの様子でした。
いやいや、お疲れ様でした。

最後までお読み頂きましてありがとうございました。
ここまでご覧頂いた方にさらにお知らせがあります。

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弊社ではよりご満足して頂ける、気遣いの行き届いた塗り直しをご提供させて頂く為に、日正産業株式会社様と業務提携をさせて頂いております。


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木工塗装を得意とする職人集団ですが、実務をこなしながらになる営業的な仕事は正直得意ではありませんし、家具運搬等の業務は行っておりません
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