当ブログをご覧頂きまして誠にありがとうございます。
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改めまして・・・新年明けましておめでとうございます
今年もどうぞ宜しくお願いいたします。

正月気分も抜けつつある今日この頃、いかがお過ごしでしょうか
コロナ禍で迎えた2021年、私は静かに正月を過ごしておりました。
初詣は自宅からすぐにある稲荷神社へ
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普段は閑散とした小さな神社なのですが、除夜の鐘が鳴る頃になると地元の方々が参拝をしに長~い行列を作ります・・・例年ならば
やはり今年はいつもの4分の1くらいの人出でしたね。
町会の方々が用意してくれる、とても美味しい、大きな鍋で煮る甘酒や樽から汲み出すお神酒も中止に。
とても残念でしたが、待ち時間なくとてもスムーズにお参りが出来て良かったです

今年はどんな年になりますかねぇ
オリンピックは?景気は?そして去年延期になった富岡八幡宮例大祭は行われるのか?
なにはともあれこの1年、皆さまが健康で無事に過ごせるよう切にお祈りいたします。

さて、新年第1発目の投稿は・・・
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こちらの年代物の文机の塗り直しの様子をご紹介したいと思います。
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今回は天板部分だけを直して欲しいというご要望でした。
写真の白く木地が出ている所は埋め木をした跡です。
ケヤキの無垢材で作られた文机ですからね。
長い年月を経て、木地が痩せて隙間が出来てしまった天板のはぎ目を木工修理いたしました。
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ご要望どおり、引き出しなどのその他部分は現状のままで残しておきます。
たしかに良い味わいが出ております。
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先ずは全体的に拭き掃除。汚れやほこりを綺麗に取り除きます。
引き出しの内部もしっかりと。
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おっと
本体から引き出しを取り、その更に奥からこの様な品々を発見
そう、塗り直しでお預かりする家具からは思いがけない物が出てくることだってあります。
領収書には昭和42年という表記が・・・私の生まれる前であります。
お客様の大切な思い出の品に違いありませんよね
もちろん大切に保管し、お客様にお返しいたしました。IMG_0995
掃除が終わったら、天板以外の部分をマスキングしていきます。
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汚れないようにカバーをしておきます。IMG_1003
そして、色見本帳を使って現状の色合いや艶具合などを記録。
ここで仕上がりの大体のイメージを決めておきます。

これで準備よし実作業に取り掛かりましょうか。
機械を使って天板表面をしっかりと研磨していきしょう
痛んだ古い塗膜と一緒に木地に付いた傷なども削り落とします。
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研磨後の様子がこちら。
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元は漆塗りだったのかもしれません
とても硬い塗膜で研磨が大変でしたが、なんとか無塗装の状態に戻すことが出来ました。

では、再塗装を始めていきましょうか
先ずは木地着色です。
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顔料系着色剤を調色し、
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それを刷毛で塗布していき、
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ウエスで余分な着色剤を拭き取ります。
元の色合いに近づいてきました。
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木地着色が終わったら、下塗り(ウッドシーラー)を吹き付け塗装。
今回も耐久性の高い2液型ウレタン塗料を使用しています。
この後、乾燥と研磨を挟みながら中塗り(サンディングシーラー)を2回塗装しました。
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塗り込みの途中で欠けている部分や割れている部分を補修しておきます。
写真はエポキシパテを使って欠けていた箇所を埋めています。
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中塗りをしっかりと乾燥させて、仕上げ前の研磨をしていきます。
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サンドペーパーの当て忘れがないように入念に作業

それでは、仕上げていきますか。
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染料系の着色剤を調色し、
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それを表面に吹き付けて色調整(カラーリング)をして仕上げていきます。
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最後に全体的にタッチアップや色調整を行って完成です。

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↑施工前
↓施工後
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元の雰囲気を残しつつ、綺麗になったでしょ
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新品のごとく綺麗にするだけが塗り直しではありません。
当時の思い出を大切にしていきたい・・・
そのようなご要望にも私達なりに真摯に受け止めて、それをご満足して頂ける形で実現出来たらと思っております

最後までお読み頂きましてありがとうございました。
ここまでご覧頂いた方にさらにお知らせがあります。

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