当ブログをご覧頂きまして誠にありがとうございます。

いつもお世話になっております。ニシザキ工芸(株)塗装部です
ひっそりと当ブログを再開して約半年になりますが、先日アクセス解析をチェックしていたら・・・いつの間にか訪問者数(UU)が1000人を越えていました


沢山の方々にご覧頂きありがとうございます。
なにせ塗装のスタッフが仕事の合間、片手間で書いているものですので、至らない点が多々あるとは思いますが
これを励みに、次は2000人を目標に

楽しくて皆さまのお役に立つ、そんな記事を目指します。
肝心の本業に支障がない程度に頑張っていきたいと思っております。

さて、今回も引き続き北欧ビンテージ家具の塗り直しの様子をご紹介していきます。
前回の投稿はこちら。
北欧家具についてのレポート的な感じで終わってしまいましたね

なので今回はさっそく実作業を始めていきましょう。
先ずは椅子の方から。

お預かりした6脚のヨハネス・アンダーセン。
座面はファブリック張替の為に取り外されています。
この繊細なフォルムが素晴らしいですね
世界で認められているデザイン。
やはり実物には本物が纏うオーラの様なものが感じられました。
オーナーの方が40年以上使い続けておられているとのことでメンテナンスをご依頼して頂きました。
大切に使われていたとはいえ、長年のご使用となれば傷んでくるものです。
でも、椅子は美術品ではありませんからね。
これはしっかりと生活の中で息づいてきた証であります。

6脚全て、サンドペーパーで研磨して痛んだ塗装を剥がしました。
ローズウッドの美しい木目があらわになります。

高級材であるローズウッドの無垢材で作られた椅子。
それだけでも価値のあるものであります。

そして、1脚、1脚、丁寧に再塗装をさせて頂きました。

こちらがクリヤー塗装を施した状態です。
クリヤー塗料が乗ると無垢材特有の材色の違いがはっきりと現れてきます。

特にローズウッドなどは、材の部分によって色の差が大きいものです。

その差をカラーリングという技術で無くします。
調色した染料を表面に吹き付けて色を付けていきます。
すると・・・

この様な感じに。
色の差を無くすと同時に、全体的に色調整を行い、元の雰囲気を再現しました。
そして・・・

仕上がりはこちらです。

↑施工前
↓施工後

よし
綺麗になりました


↑施工前
↓施工後

塗膜が剥がれ、色褪せしていた背もたれの部分も美しく仕上がりました。
ワゴンの方も同様に作業を進めてまいりましょう



ワゴンの方もヨハネス・アンダーセンがデザインしたものです。
こちらはチーク材で作られていました。
フレームは無垢材、天板は突板張り。
黒い天板部分はリノリュームで仕上げられていました。
リノリュームとは、亜麻仁油などの天然の原材料からつくられた素材です。
北欧家具にはよく用いられる素材のようです。
詳しくは・・・グーグル先生に聞いてみてください(笑)

ワゴンは剥離剤を使って痛んでいた塗装を除去していきました。

傷ついていたリノリューム部分は、現代の手法を使って修復。

椅子の方はローズウッドでしたが、ワゴンの方はチークという木材が使われていました。
使われている木材の種類が違いますので、当然材自体の色合いも変わってきますが、オーナーのご希望で、今回は椅子の色合いに合わせてワゴンの方を再塗装させて頂きました。
そして・・・

椅子と同等の色合いに仕上がりました

全体的にカッチリとした印象になったでしょ。

↑施工前
↓施工後

白化・黄変してぼやけていた天板はすっきりと木目が見える様になりました


↑施工前
↓施工後

よし
綺麗になりました

最後に、椅子の研究家であり東海大学名誉教授の織田憲嗣さんの北欧家具についてのYouTube動画をご紹介します。
北欧家具は飽きのこない普遍的なデザインが魅力だと思います。
そして、最高級の木材や素材を使い、高い技術力で作られている逸品であると言えるでしょう。
だからこそ毎日の生活に豊かさが生まれ、40年、50年と共に寄り添ってくれるパートナーとなりうのかもしれませんね。
まぁ・・・決して安い買い物ではないとは思いますが。

しかし、使い方やメンテナンスによっては100年以上の使用にも十分耐えうる優れた品質と価値を持っていると思います。
最後までお読み頂きましてありがとうございました。
それでは次回をお楽しみに
●ニシザキ工芸株式会社塗装部HP
https://tosou.nishizaki.co.jp/
●特注家具・ニシザキ工芸株式会社HP
https://www.nishizaki.co.jp/

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なにせ塗装のスタッフが仕事の合間、片手間で書いているものですので、至らない点が多々あるとは思いますが

これを励みに、次は2000人を目標に


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肝心の本業に支障がない程度に頑張っていきたいと思っております。

さて、今回も引き続き北欧ビンテージ家具の塗り直しの様子をご紹介していきます。
前回の投稿はこちら。
北欧家具についてのレポート的な感じで終わってしまいましたね


なので今回はさっそく実作業を始めていきましょう。
先ずは椅子の方から。

お預かりした6脚のヨハネス・アンダーセン。
座面はファブリック張替の為に取り外されています。
この繊細なフォルムが素晴らしいですね

世界で認められているデザイン。
やはり実物には本物が纏うオーラの様なものが感じられました。

オーナーの方が40年以上使い続けておられているとのことでメンテナンスをご依頼して頂きました。
大切に使われていたとはいえ、長年のご使用となれば傷んでくるものです。
でも、椅子は美術品ではありませんからね。
これはしっかりと生活の中で息づいてきた証であります。

6脚全て、サンドペーパーで研磨して痛んだ塗装を剥がしました。
ローズウッドの美しい木目があらわになります。

高級材であるローズウッドの無垢材で作られた椅子。
それだけでも価値のあるものであります。

そして、1脚、1脚、丁寧に再塗装をさせて頂きました。

こちらがクリヤー塗装を施した状態です。
クリヤー塗料が乗ると無垢材特有の材色の違いがはっきりと現れてきます。

特にローズウッドなどは、材の部分によって色の差が大きいものです。

その差をカラーリングという技術で無くします。
調色した染料を表面に吹き付けて色を付けていきます。
すると・・・

この様な感じに。
色の差を無くすと同時に、全体的に色調整を行い、元の雰囲気を再現しました。
そして・・・

仕上がりはこちらです。

↑施工前
↓施工後

よし




↑施工前
↓施工後

塗膜が剥がれ、色褪せしていた背もたれの部分も美しく仕上がりました。
ワゴンの方も同様に作業を進めてまいりましょう




ワゴンの方もヨハネス・アンダーセンがデザインしたものです。
こちらはチーク材で作られていました。
フレームは無垢材、天板は突板張り。

黒い天板部分はリノリュームで仕上げられていました。
リノリュームとは、亜麻仁油などの天然の原材料からつくられた素材です。
北欧家具にはよく用いられる素材のようです。
詳しくは・・・グーグル先生に聞いてみてください(笑)

ワゴンは剥離剤を使って痛んでいた塗装を除去していきました。

傷ついていたリノリューム部分は、現代の手法を使って修復。

椅子の方はローズウッドでしたが、ワゴンの方はチークという木材が使われていました。
使われている木材の種類が違いますので、当然材自体の色合いも変わってきますが、オーナーのご希望で、今回は椅子の色合いに合わせてワゴンの方を再塗装させて頂きました。
そして・・・

椅子と同等の色合いに仕上がりました


全体的にカッチリとした印象になったでしょ。

↑施工前
↓施工後

白化・黄変してぼやけていた天板はすっきりと木目が見える様になりました



↑施工前
↓施工後

よし



最後に、椅子の研究家であり東海大学名誉教授の織田憲嗣さんの北欧家具についてのYouTube動画をご紹介します。
北欧家具は飽きのこない普遍的なデザインが魅力だと思います。
そして、最高級の木材や素材を使い、高い技術力で作られている逸品であると言えるでしょう。
だからこそ毎日の生活に豊かさが生まれ、40年、50年と共に寄り添ってくれるパートナーとなりうのかもしれませんね。
まぁ・・・決して安い買い物ではないとは思いますが。

しかし、使い方やメンテナンスによっては100年以上の使用にも十分耐えうる優れた品質と価値を持っていると思います。
最後までお読み頂きましてありがとうございました。
それでは次回をお楽しみに

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