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先日の週末、川崎市岡本太郎美術館で開催されていた「第24回岡本太郎現代芸術賞展」という現代アートの展覧会を観に行ってきました。
会期は4月11日までだったので、すでに終了してしまいましたが、会場の様子を撮影してきましたのでアップさせて頂きます。きっと展覧会に行った気分になれるはずタブン・・・
本展覧会はアーティスト達の交流の場を作る事を意図し、作品の撮影やSNSの投稿が自由なのです。
7分30秒の少々長めの動画ですが、お時間のある時にでもどうぞ。

岡本太郎現代芸術賞展は、1996年に岡本太郎氏が84歳で死去した直後に設立され、今年で24回目を数える公募展です。今年は616点の応募の中、入賞した24名(組)の作品が展示されていました。
さすが岡本太郎氏の名が冠されている展覧会だけあって、毎回才能のあるアーティスト達による素晴らしい作品が展示されます。
私はここ数年、毎年足を運んで楽しませてもらっている展覧会であります

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さて、今回はこちらの大型キャビネット一式の塗り直しの様子をご紹介したいと思います。
写真左手の背板に鏡が付いている箱が上台、右手の引き出し付いている箱が下台です。
下台に上台を乗せて1つのキャビネットとして使用するタイプの家具であります。
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こちらはキャビネットの扉です。一部ガラスになっていました。
ガラスの部分は取り外して、木地の部分のみを塗り直します。
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うーん・・・先ずは大掃除からですねIMG_1269
ゴシゴシ・・・ブログにアップする為の写真を撮りながらの作業
構図やらを考えながら、時には変な体勢になりつつ・・・
実はこれが結構大変なんですよ(笑)
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隅々まで綺麗に掃除します。
上台のダウンライト、昭和を感じさせる古い器具。
個人的はこういう雰囲気のモノは好きです
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上台のガラスの棚板。扉のガラス板も含めてガラスクリーナーで綺麗に。
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家具全体を清拭したら、塗装しない部分をマスキングしていきます。
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マスキングが終わったら、傷や凹みなどにパテ補修をしていきます。
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古い家具なので、いたるところに不具合があります。
木地が動いて段差が出来た部分などもパテで馴らします。
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パテ補修が終わりましたら、家具全体に荒目のサンドペーパーを掛けていきます。
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家具の表面を平滑にする為、これから塗装していく下塗り塗料の密着性を向上させる為に素地調整を行います。
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素地調整が終わりましたら、黒サフェーサー(下塗り)を塗装します。
今回は木地を隠ぺい塗装する「塗りつぶし仕上げ」に塗り直していきます。
使用していく塗料は耐久性の高い2液型ポリウレタン塗料です。
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家具全体に2、3回に分けてしっかりと黒サフェーサーを塗装していきます。
サーフェイスとは「平らにする」という意味の英単語で、サフェーサーはその名のとおり表面を平滑にする為の塗料であります。とても肉付きが良く、研磨性の高い下塗り用の塗料で、厚く付けた塗膜を研ぎ落として平滑面を出していく塗料であります。
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黒サフェーサーをしっかりと乾燥させたら、320番のサンドペーパーで表面を研磨します。
そう、研ぎ落として平滑面を出していくイメージで作業していきます。
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箱の中も1面づつ丁寧に見ながら研磨を行っていきます。
前の工程で直し切れなかった傷や凹みなどもしっかりと最終チェック
発見したら再度パテ補修します

ふぅ~ようやく下地処理の工程が終了しました。
何だかんだで下地処理が一番大変です。これで7、8割方の仕事を終えた感じであります。
これから仕上げの工程に着手していきます。
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今回は艶消しの黒と漆塗り風の朱色を部分で塗り分けて仕上げていきます。
本体の外側は艶消し黒の仕上げになります。
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朱色になる内側部分をマスキングをして、先に仕上げておきます。
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艶消し黒の部分が乾燥したら、その部分をマスキング(逆養生)して、今度は朱色を塗装していきます。箱の内側と扉と引き出しがこちらの色になります。
朱色が乾いたら、さらに艶有りのクリヤー塗料を塗装しておきます。
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クリヤーが乾燥したら、表面を研磨していきます。
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とても細かい1200番から3000番のサンドペーパーを使って段階的に研磨をして平滑な面を出していきます。
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研磨が終わり、ポリッシャーを使って表面を磨いていきますと・・・
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↑磨き工程を行う前
↓磨き工程を行った後
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磨き工程を行うと結構ちがうでしょ。
天井の蛍光灯の映り込みを見ると一目瞭然です

そして・・・
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↑施工前
↓施工後
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このような感じになりました。
こんな家具、どこにも売っていないですよね。
とても個性的な雰囲気になりました
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↑施工前
↓施工後
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よしっかなり印象が変わりましたね。
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とても綺麗に仕上がったと思います
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最後までお読み頂きましてありがとうございました。
ここまでご覧頂いた方にさらにお知らせがあります。

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