当ブログをご覧頂きまして誠にありがとうございます。
癒し系動画などを作ってみました
ゴールデンウィークが終わり、すっかりいつもの日常が戻ってまいりましたね。
世間では五月病なんて言いますが、季節変わりのこの時期は、寒暖差が激しい陽気と相まって、心と身体のバランスを崩しがち
このコロナ禍で色々とストレスになることも増えましたしもうしばらく辛抱しなければならない事もあるかもしれませんが
皆様、くれぐれもご自愛くださいませ。

さて、今回はこちらのピアノ椅子の塗り直しの様子をご紹介したいと思います。
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このスタンダードな形、誰もが1度は見たことがありますよね。
学校の音楽室のピアノの前には決まってこの椅子が置かれていましたナツカシィー
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座の部分のクローズアップです。
長年のご使用で結構傷んでいますね。
ちなみに座面は新しいものに作り替えをする為に取り外しています。
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やはり背もたれの部分は傷みやすい部分であります。
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このラベルもなんだか見覚えがあるような
こうゆう昭和な感じ、私個人的にかなり好きであります。
もちろんこのラベル、塗装前にマスキングをしてこのままの状態を残しました
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背の方に付いている、座面の高さを調整する為の金物。
良い雰囲気ですね。こちらも見覚えのある形。
金物の右側に付いているストッパーを引いて、中央のレバーを下げると座面の高さ調整が出来る仕組みのようですが・・・錆びついて動かなくなっていました
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あまりお目にかかることのない、使い込まれた年代物のピアノ椅子。
お客様にとって大切な思い出の詰まった宝物に違いありませんね。
ご期待にお応えできるよう、きちんとお仕事をさせて頂きましょう

よし早速作業を始めていきます。
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塗装しやすい様に座の部分と脚部を繋ぐ金物を取り外します。
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こんな感じになりました。
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取り外した座面と金物はこちらです。
現状はホコリなどが凄かったですが、掃除済みです。
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錆びて動かなかった金物ですが、可動部全てに油を差して整備していきます。
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ついでに油で金物全体を拭いていくと、サビや汚れが落ち、艶が出て黒さが蘇ります。
金物の整備が終わったら、マスキングをして汚れないようにしておきます。
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椅子の表面を溶剤で拭き取り、油脂分を取り除いてから、パテ処理を行います。
傷や凹みなどをパテで埋めていきます。
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つぶれて無くなってしまった角の部分などもパテで形を作っておきます。
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パテが乾いたらサンドペーパーで全体的に研磨して表面を平滑にしていきます。
写真はエアサンダーという機械にサンドペーパーを装着して研磨しています。
細かい部分は手を使って研磨します
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1回のパテ処理で平滑にならなかった部分は数回に分けて作業します。
見落とした細かい傷などもチェック
パテ処理と研磨を2、3回繰り返して、しっかりと下地を作っていきます。
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下地処理が終わったら、黒サフェーサー(下塗り)を塗装していきます。
ちなみにサフェーサーとは、肉持ちと研磨性の高い下地処理用の塗料です。
乾燥を挟んで2回塗装、しっかりと塗りこんでおきます。
今回も耐久性と作業性の高い2液型ウレタン塗料を使用しています。
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下塗りを塗装後はしっかりと乾燥させます。
夏場なら2、3時間以上、気温が低い冬場なら半日(6時間)のインターバルは欲しいところ。
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乾燥後、もう1度パテ処理(拾いパテ)を行います。キズや凹みなどの最終チェックであります
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サフェーサーを塗装すると分かるキズや凹み、前回のパテが痩せてしまった箇所、見落としてしまった部分などが必ずあるものです。
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そしてサフェーサー塗装面を研磨していきます。
平滑面を削り出すイメージで、拾いパテと一緒に削り落としていきます。
この際、キズなどの不具合を発見したら、もう一度拾いパテをします。
見落としの無いように、仕上げの直前までしっかりチェック

ようやく下地処理完了。ここまでが9割の仕事です。
そう、土台(下地)って大事です

よしっ最後の仕上げ工程を行っていきましょう。
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ピアノブラック。何も混ぜない、純粋な黒を吹き付けていきます。
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黒を乾燥させて、さらに艶ありのクリヤーを吹き付け塗装します。

そして・・・
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仕上がりました
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↑施工前
↓施工後
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全体的にリフレッシュしたでしょ。

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↑施工前
↓施工後
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よし、綺麗になりました

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↑施工前
↓施工後
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背もたれの部分もこのとおりです。

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「高低自在椅子(ストップ付)」の肝心の機構もバッチリ直りました
とてもスムーズに動くようになり良かったです
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お客様にも大変喜んで頂きました。
うーん、ご満足頂けて本当に良かったです
また末永くご愛用頂けたら幸いです。

弊社へ塗り直しをご依頼頂き、感謝いたします。

今回も最後までご覧頂きましてありがとうございました。
それでは次回もお楽しみに


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