当ブログをご覧頂きまして誠にありがとうございます。

前回のブログでは「散孔材と環孔材の違い」について学びましたが、今回は「板目と柾目の違い」について勉強していきたいと思います。
このブログをご覧頂くような方には、「そんなの知ってるよ
」とおっしゃりそうな基本的すぎるお題で恐縮なのですが

しかしながら、前回の「散孔材と環孔材の違い」もそうですが、私的にはイマイチ曖昧なところがあるんじゃないかと思い立ちまして。
よろしければ、私とご一緒に「板目と柾目の違い」について学んでいきませんか?

【木目(もくめ)とは】
木目とは、原木を製材した時の断面に見える年輪などの模様のことです。
その模様はざっくりと3種類に大別することができます。

上の写真は3種類とも同じ「タモ」という材種の木目ですが、切り取る断面によってこんなにも表情が変わります。
●一枚板比較:https://solidwood.jp/solidwood/slab/type/woodgrain
↑こちらのサイトをご覧頂けると良く分かると思います。
下の図の板材は同じ杉の木ですが、木目が全然違いますよね。

実は、丸太から製材する時、「年輪に対してどのように切り出すか」でその違いが出るのです。
【板目の切り方】
板目は丸太の中心からずらして、年輪に対して平行に切るのがポイント。年輪の中心を通して平行に切ると、板目ではなく柾目になります。
【柾目の切り方】
柾目は丸太の中心に向かって、年輪に対して直角に切るのがポイント。

ちなみに、年輪の中心から少しずれた(板目の柾目の境目)辺りを切ると・・・

板目と柾目の中間的な部位の追い柾目(おいまさめ)や、中心にわずかに板目をもち、両側が柾目になった中杢目(なかもくめ)になります。

切り出した板の端っこにも名称があります。
木目と垂直方向の切り口のことを「木口(こぐち)」、平行方向の切り口のことを「木端(こば)」と呼びます。
【木目による性質の違い】
また、水分を吸収しづらい特性があるので、樽や桶など、水分が多いものを貯蔵するのに使われます。

その価格に関しては、製材される原木自体の大きさや質の良さ、産地などによっても大きく変わってくると思いますので、一辺倒に「板目材<柾目材」とは言えないかもしれません。
【木表と木裏】
板目材には表と裏があり、おもて側を「木表(きおもて)」、うら側を「木裏(きうら)」と呼びます。

画像引用:家具職人入門
なぜ反るのかは・・・長くなりそうなのでグーグル先生に聞いてみてください(笑)
基本的に、家具や建築部材などでは、肌触りが良く、木目がきれいな「木表」を仕上がり面として使用しますが、無垢材を組み合わせて作るテーブルの天板などは下記の図の様に「木表」と「木裏」を組み合わせて作ることもあるようです。

しかしながら、この方法は絶対的なものではないらしく、裏側に反り止めを入れて「木表」を仕上がり面として使ったり、全て「木裏」を仕上がり面として使う場合もあるそうなので、使用する木材のコンディションや場面に合わせて使い分けをするというのが正解なのかもしれませんね。

やはり、素肌に直に触れるフローリング材などは、滑らかな「木表」を仕上がり面として使用する場合が多いそうですが、上記の図のような理由で「木裏」を仕上がり面として使用する場合もあるようです。
屋外に設置するウッドデッキなどのフローリング材では、水はけを良くするなどの理由で、あえて「木裏」を仕上がり面に使用する場合もあります。
【元と末】
製材された木材の方向を表す呼び方に「元(もと)」と「末(すえ)」があります。

木の根に近い方を元、空に向かって伸びている方が末。
それぞれの切り口を元口(もとくち)・末口(すえくち)と呼びます。
【元と末の見分け方】
元と末の見分け方のひとつは、表面の木目を見ることです。
板目材の場合、タケノコのような模様の下側が元、先っぽが末になります。
また、木口の年輪の幅が広く、赤身と呼ばれる色の濃い部分が多い方が元口、幅が狭く赤身の少ない方が末口です。
他にも、木材の節の部分の中心がどちらに寄っているかを見ることでも分かります。

節は枝の跡なので、幹と同じように年輪があるので、その年輪の芯を見ます。
枝は上へと伸びるものなので、芯は末の方へ寄ります。
芯と節の輪郭までの長さをみると、末の方が幅が狭く、元の方が広くなっています。
【元と末の使い分け】
なぜ、元と末を見分ける必要があるのかというと、使い分けをしなければならないからです。
例えば、木材を住宅の柱とする場合、「元口」を下にして山で生えていた向きと同じ状態で使った方が長持ちして強いそうなのです。
その他、以下の使い分けがされます。
他にも様々なシーンで使い分けがされているそうです。
木表と木裏と同じように、元と末を見分けることも、木材を効果的に使うためには大切な事だと言えます。
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以上、板目と柾目の違いについてでした。
今回のブログも私的にはとても良い復習となりました

●はじめちょろちょろ ~Choroが気ままに料理・木工・旅するブログ~
https://hajityoro.com/category/woodworking
●木材博物館
https://wood-museum.net/
この文章を書く上で、上記の他、いくつかのサイトの写真や図を使わせて頂いたり、参考にさせて頂きました。
心より感謝いたします。
最後までお読み頂きまして誠にありがとうございました。
次回もお楽しみに
●ニシザキ工芸株式会社塗装部HP
https://tosou.nishizaki.co.jp/
●特注家具・ニシザキ工芸株式会社HP
https://www.nishizaki.co.jp/

前回のブログでは「散孔材と環孔材の違い」について学びましたが、今回は「板目と柾目の違い」について勉強していきたいと思います。
このブログをご覧頂くような方には、「そんなの知ってるよ
しかしながら、前回の「散孔材と環孔材の違い」もそうですが、私的にはイマイチ曖昧なところがあるんじゃないかと思い立ちまして。
よろしければ、私とご一緒に「板目と柾目の違い」について学んでいきませんか?
【木目(もくめ)とは】
木目とは、原木を製材した時の断面に見える年輪などの模様のことです。
その模様はざっくりと3種類に大別することができます。

上の写真は3種類とも同じ「タモ」という材種の木目ですが、切り取る断面によってこんなにも表情が変わります。
- 板目(いため)・・・板目は山形や波・渦巻き模様など一枚一枚個性のあるランダムな木目をしています。
- 柾目(まさめ)・・・真っ直ぐ平行・均一な模様をしています。
- 杢目(もくめ)・・・板目とも柾目とも異なって、稀に現れる複雑な模様のもの。その独特な模様に希少価値があるとして、珍重されます。写真は“玉杢目(たまもくめ)”という模様です。
●一枚板比較:https://solidwood.jp/solidwood/slab/type/woodgrain
↑こちらのサイトをご覧頂けると良く分かると思います。
下の図の板材は同じ杉の木ですが、木目が全然違いますよね。

実は、丸太から製材する時、「年輪に対してどのように切り出すか」でその違いが出るのです。
【板目の切り方】
板目は丸太の中心からずらして、年輪に対して平行に切るのがポイント。年輪の中心を通して平行に切ると、板目ではなく柾目になります。
【柾目の切り方】
柾目は丸太の中心に向かって、年輪に対して直角に切るのがポイント。

ちなみに、年輪の中心から少しずれた(板目の柾目の境目)辺りを切ると・・・

板目と柾目の中間的な部位の追い柾目(おいまさめ)や、中心にわずかに板目をもち、両側が柾目になった中杢目(なかもくめ)になります。

切り出した板の端っこにも名称があります。
木目と垂直方向の切り口のことを「木口(こぐち)」、平行方向の切り口のことを「木端(こば)」と呼びます。
【木目による性質の違い】
- 板目材・・・材質が若くて柔らかいため、年月が経つにつれて、柾目材より反りや狂いが発生しやすい。木の中心部以外から製材が可能なため、柾目材より取れる量が多くなり、その分柾目材よりも安価になります。
また、水分を吸収しづらい特性があるので、樽や桶など、水分が多いものを貯蔵するのに使われます。
- 柾目材・・・内部が緻密なため、反りが出にくいという特徴があります。木の中心部しか柾目として製材することができないため必然的に取れる量が少なくなり、その分板目材より高価になる傾向があります。

その価格に関しては、製材される原木自体の大きさや質の良さ、産地などによっても大きく変わってくると思いますので、一辺倒に「板目材<柾目材」とは言えないかもしれません。
【木表と木裏】
板目材には表と裏があり、おもて側を「木表(きおもて)」、うら側を「木裏(きうら)」と呼びます。

画像引用:家具職人入門
- 木表・・・樹皮側の面。年輪のカーブが山になっている方。節が少なく、木目がきれい。
- 木裏・・・樹心側の面。木裏は木表よりも木目が悪く、ささくれやすい傾向があります。
なぜ反るのかは・・・長くなりそうなのでグーグル先生に聞いてみてください(笑)
基本的に、家具や建築部材などでは、肌触りが良く、木目がきれいな「木表」を仕上がり面として使用しますが、無垢材を組み合わせて作るテーブルの天板などは下記の図の様に「木表」と「木裏」を組み合わせて作ることもあるようです。

しかしながら、この方法は絶対的なものではないらしく、裏側に反り止めを入れて「木表」を仕上がり面として使ったり、全て「木裏」を仕上がり面として使う場合もあるそうなので、使用する木材のコンディションや場面に合わせて使い分けをするというのが正解なのかもしれませんね。

やはり、素肌に直に触れるフローリング材などは、滑らかな「木表」を仕上がり面として使用する場合が多いそうですが、上記の図のような理由で「木裏」を仕上がり面として使用する場合もあるようです。
屋外に設置するウッドデッキなどのフローリング材では、水はけを良くするなどの理由で、あえて「木裏」を仕上がり面に使用する場合もあります。
【元と末】
製材された木材の方向を表す呼び方に「元(もと)」と「末(すえ)」があります。

木の根に近い方を元、空に向かって伸びている方が末。
それぞれの切り口を元口(もとくち)・末口(すえくち)と呼びます。
【元と末の見分け方】
元と末の見分け方のひとつは、表面の木目を見ることです。

板目材の場合、タケノコのような模様の下側が元、先っぽが末になります。
また、木口の年輪の幅が広く、赤身と呼ばれる色の濃い部分が多い方が元口、幅が狭く赤身の少ない方が末口です。
他にも、木材の節の部分の中心がどちらに寄っているかを見ることでも分かります。

節は枝の跡なので、幹と同じように年輪があるので、その年輪の芯を見ます。
枝は上へと伸びるものなので、芯は末の方へ寄ります。
芯と節の輪郭までの長さをみると、末の方が幅が狭く、元の方が広くなっています。
【元と末の使い分け】
なぜ、元と末を見分ける必要があるのかというと、使い分けをしなければならないからです。
例えば、木材を住宅の柱とする場合、「元口」を下にして山で生えていた向きと同じ状態で使った方が長持ちして強いそうなのです。
その他、以下の使い分けがされます。
- 木表を鉋(かんな)掛けをする場合には末から元へ、木裏の場合は元から末に鉋を引くと、毛羽立ちが少なく仕上がる。
- 木材の木口を加工して接合する継手の場合、メスの加工を元口に、オスの加工を末口に行うと良い。
- 薪割りは、元口を上にして割ると割りやすい。
他にも様々なシーンで使い分けがされているそうです。
木表と木裏と同じように、元と末を見分けることも、木材を効果的に使うためには大切な事だと言えます。
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以上、板目と柾目の違いについてでした。
今回のブログも私的にはとても良い復習となりました
●はじめちょろちょろ ~Choroが気ままに料理・木工・旅するブログ~
https://hajityoro.com/category/woodworking
●木材博物館
https://wood-museum.net/
この文章を書く上で、上記の他、いくつかのサイトの写真や図を使わせて頂いたり、参考にさせて頂きました。
心より感謝いたします。
最後までお読み頂きまして誠にありがとうございました。
次回もお楽しみに
●ニシザキ工芸株式会社塗装部HP
https://tosou.nishizaki.co.jp/
●特注家具・ニシザキ工芸株式会社HP
https://www.nishizaki.co.jp/
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