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今回のブログは、こちらのアームレスチェアの塗り直しの様子をご紹介します。
実はこちらの椅子は知る人ぞ知る逸品
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写真引用:Cassina ixc.
“646チェア”と呼ばれているものでして、イタリアの建築家兼デザイナーであるジオ・ポンティのデザインで、カッシーナというイタリアの家具メーカーから発売されています。

646チェアは、名作椅子として名高い“SUPERLEGGERA(スーパーレジェーラ)”と呼ばれる椅子の原型になったモデルでもあります。
superleggera (3)
写真引用:Cassina ixc.
世界最軽量の椅子として知られるスーパーレジェーラは、1951年に同ジオ・ポンティによってデザインされ、1957年にカッシーナより発売されました。
近代椅子デザインの四大潮流のひとつとして位置づけられ、今もなお愛される超名作椅子であります。
椅子の名前になっているSupper Leggera(スーパーレジェーラ)はイタリア語で“超軽量(イタリア語読みでスペルレッジェーラ)”を意味しており、その重量はなんと1.7㎏。
こちらの椅子のキャッチフレーズは「女性でも小指1本で持てる」ということだったそうです。
hikaku
写真引用:Cassina ixc.
646チェアとスーパーレジェーラを並べてみるとこんな感じになりました。
やはり似通ってはいますが、フレームの形状や太さ、座面の素材などが違いますね。
スーパーレジェーラの方は座面が籐張りになっていますが、それは軽量化の為なのでしょう。

646チェアを原型とし、世界最軽量の実現に向けて、カッシーナとその社外デザイナーとして依頼を受けていたジオ・ポンティの約7年間(1951年から1957年)の長きにわたる試行錯誤の末に、スーパーレジェーラが誕生したという逸話が残されています。

おそらくですが、実用的強度を保ちつつも美しいフォルムの探究に多くの人々が携わった7年間だったのでしょう。
646チェアをさらに軽くする為、ミリ単位以下での寸法の変更やフレーム断面の形状の変更などを幾度も試みたに違いありません。
もうコレしかない、という極限のフォルム。
言うなれば、それは高密度なエネルギーの結晶。
そのエネルギーが今もなお息づいて、受け継がれるデザインになっている。
なんて考えると、こう・・・ロマンを感じますよね
やはり良いデザインは永久に不滅なのかもしれません。
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お客様よりお預かりした646チェアは6脚でした。
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座面はファブリック張り替えの為、ウレタンフォームがむき出しになっていましたので、塗料が掛からないようにマスキングをしておきます。IMG_3855
大切にお使いの様でしたが、長年のご使用で各所の塗装が剥がれてしまっていました。
やはり良く触れる背もたれの部分の傷みが目立ちました。
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先ずは傷んだ塗装をすべて除去していきました。
サンドペーパーで研磨をして表面を削っていきます。
写真はエアサンダーという機械を使って研磨している様子です。
機械が入らない隅の部分や細かい部分などは手を使って研磨をします。
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すると素肌の木地に戻りました。
使われている木材は、トネリコ(アッシュ)という材種の無垢材です。
野球のバットなどにも使われ、他の木材と比べて軽く、堅く曲がりにくい性質があります。
トネリコはスーパーレジェーラにも使われており、軽量化に一役買っています。
なので、646チェアも見た目よりもかなり軽いです。
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次に、木地に着色をしていきます。
元の色合いに近づけるように調色した着色剤を刷毛で塗布し、
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余分な着色剤をウエスで拭き取ります。
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一脚ずつ丁寧に作業をしていきました。IMG_3872
そして、透明塗料を吹き付けて塗膜を付けていきます。
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使用する塗料は、耐久性の高い2液型ポリウレタン樹脂塗料です。
弊社では2液型ポリウレタン樹脂塗料を主に使用していますが、ご要望に応じてラッカー仕上げやオイルフィニッシュ、水性塗料や自然塗料なども取り扱っておりますので、お気軽にご相談ください。
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木地着色による表面の色ムラなどは、カラーリング(色調整)をして目立たなくしていきます。
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仕上げ作業の様子です。
6脚の椅子が同等の色合いに仕上がるように、並べてカラーリングをしています。
あっこちらの塗り直しは去年の夏に行ったものなので、スタッフが半袖の制服を着用していますね
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うん、表面の色ムラが消えて、元の色合いに近づいてきました

カラーリングが終わったら、1脚ずつ仕上げのクリヤー(トップコート)を吹き付け塗装をして作業終了です。

仕上がり後の様子は・・・すみません、撮り忘れました
今回はいつもように施工前と施工後の写真はお見せすることは出来ませんが。
今回もお客様には大変喜んで頂けたようで良かったです


最後までお読み頂きましてありがとうございました。
ここまでご覧頂いた方にさらにお知らせがあります。

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