当ブログをご覧頂きまして誠にありがとうございます。
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去年の5月15日に投稿した「思い出のピアノ椅子の塗り直し」というタイトルの記事で、ピアノ椅子の塗り直しの様子をご紹介させて頂いて以来、その記事を沢山の方々にご覧頂いており、有難いことに実際にピアノ椅子の塗り直しのご依頼をいくつか頂いております。

当ブログ記事「思い出のピアノ椅子の塗り直し」へのアクセスは、Googleなどの検索サイトからを主として毎月コンスタントに一定数(100~200)あり、皆様の“ピアノ椅子”への関心の高さに驚いています。
当然「新しく買い変える」という選択肢もある中、「(それなりの費用をかけて)今までお使いになっていたピアノ椅子を修理して使い続けたい」というご要望が思いのほか多く、ピアノ椅子はお使いの方々にとって思い入れが深く、特別な家具なのだと思う次第であります

そのような皆様への感謝の気持ちを込めまして。
今回のブログでは、これまで行ってきたピアノ椅子の塗り直しの中で代表的な施工例を2つご紹介させて頂きたいと思います。
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背もたれのあるこちらのピアノ椅子は「トムソン椅子」と呼ばれ、オーソドックスなタイプだそうです。
ご自宅にピアノがない方でも、小学校の音楽室などで見覚えがありますよね
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こちらはあの世界のヤマハ製ですね。
「YAMAHA・日本楽器」というステッカーが貼られておりました。
ピアノ椅子はピアノを弾くためだけに特化しているのでしょうし、それに対する独自のノウハウが詰まっているのでしょうから。
ゆえにピアノ椅子を取り扱うのは、主にピアノ製造を手掛ける楽器メーカーさん(YAMAHA、KAWAIなど)や専門のノウハウを持つ楽器の周辺機材メーカーさんやその商社さん(スペインのイドラウ社、甲南、吉澤、キクタニなど)のようです。
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座面の高さを調整するための金物を外し、
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塗りやすい様に座面部分とフレーム部分に分解。
座面のクッション部分は汚れないようにマスキングをして、表面の脱脂&汚れ落としのために全体的に溶剤で清拭します。
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凹みや隙間、木地が欠けている部分などをポリエステルパテで充填&成形。
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特に目立つ座面の部分などは入念にパテ処理をしておきます。
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パテが乾いたら全体を研磨。
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パテ処理をした部分を平滑にすると同時に、表面に足付けを行い、これから塗装する塗料の密着性を向上させます。
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そして黒色の下塗り塗料(黒サフェーサー)を吹き付け塗装します。
乾燥時間を挟みながら3回、しっかりと塗装します。
ちなみに使用している塗料は耐久性の高い2液型ポリウレタン樹脂塗料です。
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下塗りが乾燥したら、“拾いパテ”を行います。
1回目のパテ処理では埋まりきらなかった大きな凹みや見落としてしまった細かい傷、乾燥後パテが痩せてしまった部分などに再度ポリエステルパテを充填していきます。
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拾いパテが乾燥したら、下塗りを研磨します。
仕上げ前の研磨なので、全体的に平滑な面を出すためにしっかりと研磨を行います。

さぁ、仕上げていきましょう
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黒のエナメル塗料を吹き付けした後、
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トップコートとして、耐久性の高いセラウッドクリヤーを塗装します。
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黒エナメルが乾燥したら、表面を研磨してざらつきを取り除き、艶ありのセラウッドクリヤーを塗装してツヤツヤに仕上げていきます。

そして・・・
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↑施工前
↓施工後
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分解した座面とフレームを組み立てて完成です。
元の状態と同じ様なピアノブラックに塗り直しました。
全体的に使用感が無くなり、新品に近い状態になったと思います

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↑施工前
↓施工後
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よしっ美しく仕上がりました。
木地が剥がれてしまっていた座面の木口部分は元通りに復元いたしました。

座面を上下させる金物もスムーズに動く様になりました。

うん、いい感じです
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金物の可動部分すべてに油を差して、
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金物表面を油で拭いて綺麗にいたしました。

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↑施工前
↓施工後
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塗膜の割れや剥がれが無くなり、平滑な肌になりました。

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↑施工前
↓施工後
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角の部分の塗装が剥がれて、艶も引けていた背もたれ部分でしたが、ピアノブラックが復活。
綺麗になったと思います

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もちろん、ステッカー部分は塗装時マスキングをして生かしました。
「YAMAHA・日本楽器」と書いてあるのは、“ヤマハ株式会社”の前身の会社名が“日本楽器製造株式会社”だからのようです。詳しくはこちらをご覧ください。
“YAMAHA”になったのは意外と最近(1987年・昭和62年)のことのようで驚きましたヘェー

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こちらはお客様のご要望によりワインレッド色で仕上げたバージョンのものです。
こちらのピアノ椅子は前記のヤマハのものと形は似ていますが、微妙にシルエットが違いますね。
違うメーカーのものと思われますが詳しいことは分かりませんIMG_5500
実はこちらのピアノ椅子は木目が見える仕上げになっております。
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塗り直しを行う際、塗装を完全に削り落として無塗装の状態に戻してから、木地にワインレッド色の着色をして再塗装をしました。
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こちらの感じもなかなか良いでしょ?
ちなみに座面はウレタンの交換と皮を張り直すために取り外されています。
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ピアノブラック以外にも、様々な色合いや艶具合などに仕上げることが出来ます。
例えば、新しいピアノのお色に合わせたり、お部屋の家具や建具の色合いに合わせたり、床や壁の雰囲気に合う仕上がりにしたりなど。
お客様のご希望される仕上がりに近づけていきますので、ご依頼の際はお気軽にご相談くださいませ。IMG_5496
それでは今回はこの辺で。
今回は少々長くなりましたが、最後までお読みいただきまして誠にありがとうございました。
次回もお楽しみに


ここまでご覧頂いた方にさらにお知らせがあります。

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弊社ではよりご満足して頂ける、気遣いの行き届いた塗り直しをご提供させて頂く為に、日正産業株式会社様と業務提携をさせて頂いております。

出張見積や家具の引き取り・施工後の納品などは日正産業株式会社様が担当。
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私たち塗装部は木工塗装を得意とする職人集団ですが、実務をこなしながらになる営業的な仕事は正直得意ではありませんし、家具運搬等の業務は行っておりません。
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