当ブログをご覧頂きまして誠にありがとうございます。
今回のブログは、長年お使いだった民芸箪笥(和箪笥)が美しく生まれ変わる様子をご紹介します。

お客様よりお預かりした品物はこちら。
どれくらい前に作られたものなのかは定かではありませんが。
かなり使い込まれた雰囲気、年季を感じますね。

こちらは、弊社のショールームに展示している「匣屋深川(はこやふかがわ)」という漆塗りの箪笥です。
民芸家具らしさを感じさせる、独自の装飾金具が特徴的な箪笥なのですが。

今回お預かりした箪笥は、そのような装飾金具が省かれた非常にシンプルなタイプでした。

とはいえ、最低限な金具は取り付けられていました。
機能的な金具のみが付けられた実用的な箪笥です。
ちなみに、写真中央の角の部分を守るように付けられた金具を「縁金具、又は隅金具」、写真右手に付けられている逆U字型の金具を「竿通し、又は棒通し」といいます。

さて、それでは作業を始めていきましょう。

表面をサンドペーパーで研磨をしていきます。
広い面はサンダーという機械を使って傷んだ塗装を削り落とします。

細かい部分は手で慎重に削り落とします。

傷んでいた古い塗装を大方削り落としたの図。

こちらの箪笥に使われていた木材は・・・おそらく杉(か松?)かと思われます。
抽斗の内側、背板にいたるまで、全て無垢の板が使われていました。
無垢板に付いた引っ掻き傷や凹み傷なども、ある程度消えるまでしっかりと削り落としました。

真っ新な木地状態に戻してから、1から再塗装を行っていきます。
写真は木地に着色を施している様子です。
着色剤をスプレーガンで吹き付けているのは、色ムラを防ぐためです。
杉などの針葉樹系の木材は、木質が柔らかい部分と硬い部分での着色剤の吸い込み具合の差が大きいので、色ムラが出やすいのです。

天板の部分も慎重に木地着色をしていきます。
特に天板などは深く付いた傷が多かったので、多少その痕が残っていますが、仕上げの工程で色調整をして目立たなくしていきます。

木地着色が終わったら、下地の透明塗料を塗装していきます。
使用した塗料の種類は、耐久性の高い2液型ポリウレタン樹脂塗料です。

抽斗(ひきだし)も同様に塗装していきました。

塗装後、しばらく放置して乾燥させます。
乾燥後は320番程度のサンドペーパーで研磨して、表面を平滑にしていきます。

こちらの写真は仕上げ工程の様子です。
表面に染料を吹き付けて、色味を濃くしています。
この色調整の工程をカラーリングと呼びます。

金具は取り外して塗り直しをしようとしましたが、経年劣化により金具を固定している釘が内部で錆びて抜けにくくなっていたり、金具自体の強度も落ちているようでしたので、壊さないように取り付けたままで塗り直すことにしました。

金具以外の部分をマスキングして、黒く再塗装しました。

全ての金物、もちろん抽斗の取手金具も塗り直しました。
そして・・・

↑施工前
↓施工後

よしっ、綺麗に仕上がりました

お客様のご希望で、元の雰囲気(艶具合や色合い)に近づけるように仕上げました。

↑施工前
↓施工後

気になる天板部分も美しく仕上がったと思います。

↑施工前
↓施工後

うん、綺麗になりました


綺麗になりすぎないように、味わい深く仕上げました。

今回の塗り直しも、お客様に大変ご満足頂いたようで良かったです

・
・
・
最後までお読み頂きましてありがとうございました。
ここまでご覧頂いた方にさらにお知らせがあります。
【塗り直しをご検討のお客様へ】
弊社ではよりご満足して頂ける、気遣いの行き届いた塗り直しをご提供させて頂く為に、日正産業株式会社との業務提携をしております。
見積や家具等の引き取り・施工後の納品などは日正産業株式会社が担当。
塗り直しの実作業はニシザキ工芸が自社木工塗装専門工場で行います。
家具のお引き取りから納品まで。
日正産業株式会社を窓口とする一貫した快適なサービスをご提供いたします。
●インテリアドクター・日正産業株式会社ホームページ
http://nissei-sangyo.co.jp/interior_doctor/
ニシザキ工芸塗装部は木工塗装を得意とする職人集団ですが、実務をこなしながらになる営業的な仕事は正直得意ではありませんし、家具運搬等の業務も行っておりません。
それらの点を補い、実作業の面はもとより一貫してより質の高い塗り直しをご提供させて頂く為の業務提携です。
ご理解の上、お問い合わせ下さいますようお願い申し上げます。
●ニシザキ工芸株式会社塗装部HP
https://tosou.nishizaki.co.jp/
●特注家具・ニシザキ工芸株式会社HP
https://www.nishizaki.co.jp/
今回のブログは、長年お使いだった民芸箪笥(和箪笥)が美しく生まれ変わる様子をご紹介します。

お客様よりお預かりした品物はこちら。
どれくらい前に作られたものなのかは定かではありませんが。
かなり使い込まれた雰囲気、年季を感じますね。

こちらは、弊社のショールームに展示している「匣屋深川(はこやふかがわ)」という漆塗りの箪笥です。
民芸家具らしさを感じさせる、独自の装飾金具が特徴的な箪笥なのですが。

今回お預かりした箪笥は、そのような装飾金具が省かれた非常にシンプルなタイプでした。

とはいえ、最低限な金具は取り付けられていました。
機能的な金具のみが付けられた実用的な箪笥です。
ちなみに、写真中央の角の部分を守るように付けられた金具を「縁金具、又は隅金具」、写真右手に付けられている逆U字型の金具を「竿通し、又は棒通し」といいます。

さて、それでは作業を始めていきましょう。

表面をサンドペーパーで研磨をしていきます。
広い面はサンダーという機械を使って傷んだ塗装を削り落とします。

細かい部分は手で慎重に削り落とします。

傷んでいた古い塗装を大方削り落としたの図。

こちらの箪笥に使われていた木材は・・・おそらく杉(か松?)かと思われます。
抽斗の内側、背板にいたるまで、全て無垢の板が使われていました。
無垢板に付いた引っ掻き傷や凹み傷なども、ある程度消えるまでしっかりと削り落としました。

真っ新な木地状態に戻してから、1から再塗装を行っていきます。
写真は木地に着色を施している様子です。
着色剤をスプレーガンで吹き付けているのは、色ムラを防ぐためです。
杉などの針葉樹系の木材は、木質が柔らかい部分と硬い部分での着色剤の吸い込み具合の差が大きいので、色ムラが出やすいのです。

天板の部分も慎重に木地着色をしていきます。
特に天板などは深く付いた傷が多かったので、多少その痕が残っていますが、仕上げの工程で色調整をして目立たなくしていきます。

木地着色が終わったら、下地の透明塗料を塗装していきます。
使用した塗料の種類は、耐久性の高い2液型ポリウレタン樹脂塗料です。

抽斗(ひきだし)も同様に塗装していきました。

塗装後、しばらく放置して乾燥させます。
乾燥後は320番程度のサンドペーパーで研磨して、表面を平滑にしていきます。

こちらの写真は仕上げ工程の様子です。
表面に染料を吹き付けて、色味を濃くしています。
この色調整の工程をカラーリングと呼びます。

金具は取り外して塗り直しをしようとしましたが、経年劣化により金具を固定している釘が内部で錆びて抜けにくくなっていたり、金具自体の強度も落ちているようでしたので、壊さないように取り付けたままで塗り直すことにしました。

金具以外の部分をマスキングして、黒く再塗装しました。

全ての金物、もちろん抽斗の取手金具も塗り直しました。
そして・・・

↑施工前
↓施工後

よしっ、綺麗に仕上がりました
お客様のご希望で、元の雰囲気(艶具合や色合い)に近づけるように仕上げました。

↑施工前
↓施工後

気になる天板部分も美しく仕上がったと思います。

↑施工前
↓施工後

うん、綺麗になりました

綺麗になりすぎないように、味わい深く仕上げました。

今回の塗り直しも、お客様に大変ご満足頂いたようで良かったです
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最後までお読み頂きましてありがとうございました。
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見積や家具等の引き取り・施工後の納品などは日正産業株式会社が担当。
塗り直しの実作業はニシザキ工芸が自社木工塗装専門工場で行います。
家具のお引き取りから納品まで。
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ニシザキ工芸塗装部は木工塗装を得意とする職人集団ですが、実務をこなしながらになる営業的な仕事は正直得意ではありませんし、家具運搬等の業務も行っておりません。
それらの点を補い、実作業の面はもとより一貫してより質の高い塗り直しをご提供させて頂く為の業務提携です。
ご理解の上、お問い合わせ下さいますようお願い申し上げます。
●ニシザキ工芸株式会社塗装部HP
https://tosou.nishizaki.co.jp/
●特注家具・ニシザキ工芸株式会社HP
https://www.nishizaki.co.jp/
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