当ブログをご覧頂きまして誠にありがとうございます。
今回のブログは古い和箪笥を塗り直してゆく様子をご紹介します。

お客様よりお預かりした箪笥はこちら。
左の観音開きの扉がついている箱が上台、右の3段の引き出し箱が下台です。
通常は下台の上に上台を乗せて使用します。

上台はこの様な感じ。
桐の無垢材で作られた素性の良い箪笥、鏡板の部分には美しい杢目の板が使われていました。
年月を経て、良い感じの色合いに変化していますね。

時代を感じさせる取っ手金物。
この華奢な感じが実にお洒落です。

天板部分のクローズアップです。
上台の天板にしては傷が多いかなぁ・・・と感じました。

下台はこの様な感じ。
こちらも前板の部分に美しい杢目の板が使われていました。

鍵穴の金物もお洒落。
うーん、良い感じの雰囲気です。

下台の天板は比較的綺麗な状態でした。

和箪笥にはお決まりの、天板の両縁についている竿通しと呼ばれる金物。

こちらの竿通しは、竿を通す部分が内部に隠れるタイプでした。
お客様のご希望は・・・
「今現在の味わいを生かしつつ、全体的にさっぱりと整っている雰囲気にしたい」
との事でした。
綺麗になりすぎないように塗り直す。
良い塩梅でキズやムラなどを残して、ヴィンテージ感を表現する。
そんなイメージで作業を進めていきたいと思います。

先ずは表面を溶剤(シリコンオフ)で拭き取り、汚れや油脂分を除去していきます。

金物もふきふき。
各所すべて拭き掃除しました。

傷みのひどかった天板部分は、上台、下台ともに旧塗膜を削り落します。
この際、全体的にサッと足付けのための研磨も行いました。

削り落とした後は、木地に着色を施していきます。

キズや色が取れてしまっている部分にも着色をしていきます。
刷毛で着色剤を塗布し、ウエスで拭き取っていきます。
ウエスで周りをぼかしていくのがポイントです。
金物部分は現状を生かすため、マスキングをしました。
黄色いのはマスキングテープです。

下塗り用の透明塗料(サンディングシーラー)を吹き付け塗装している様子です。

素材感を残すため、薄く塗装します。
天板だけでなく、全体的に下塗りを行います。
塗装には耐久性の高い2液型ポリウレタン樹脂塗料を使用しました。
下塗りをしっかりと乾燥させたら仕上げを行っていきます。

仕上げ用の艶消し透明塗料(フラットクリヤー)を吹き付け塗装している様子です。
仕上げ工程で“カラーリング(補色)”という作業を行いました。

調色した染料をスプレーガンで少量ずつ吹き付けて、表面に色を乗せていきます。

旧塗膜を削った天板部分や退色してしまった部分などに色を足して、全体的にバランスを整えます。
また全体的に薄く色を乗せることにより、色合いの奥行き感がプラスされます。

↑カラーリング前
↓カラーリング後

そして・・・

仕上がりはこの様な感じになりました。
それでは施工前と施工後の状態を比べてみましょう。
先ずは上台の箱から。

↑施工前
↓施工後

ヴィンテージな味わいはそのままに、引き締まった雰囲気になったでしょ。
傷みのひどかった上台の天板部分はこちら。

↑施工前
↓施工後

旧塗膜を削った天板は、カラーリングで既存の部分と色合いを合わせています。
キズは全て直さずに、あえて残しています。
下台の箱はこの様になりました。

↑施工前
↓施工後

施工前は経年劣化で部分的に塗膜が白化していましたが、消えたでしょ?
美しい杢目がすっきりと見えるようになりました。

もちろん、下台の天板も同様に仕上がっています。
もっと近くで見てみましょう。

ハイマット(超艶消し)な仕上がりでナチュラルな感じを表現しています。
トップコートにはサンユーペイントさんのセラウッドを塗装しました。
●セラウッド|製品情報|サンユーペイント株式会社
http://www.sanyu-paint.co.jp/product/sp_cerawood
塗膜硬度が高く、キズが付きにくいのが特徴の2液型ポリウレタン樹脂塗料です。
弊社では、天板などの耐久性が求められる箇所にはセラウッドを使用しています。

今回もお客様にご満足を頂けたようで良かったです

・
・
・
最後までお読み頂きましてありがとうございました。
ここまでご覧頂いた方にさらにお知らせがあります。
【塗り直しをご検討のお客様へ】
弊社ではよりご満足して頂ける、気遣いの行き届いた塗り直しをご提供させて頂く為に、日正産業株式会社との業務提携をしております。
見積や家具等の引き取り・施工後の納品などは日正産業株式会社が担当。
塗り直しの実作業はニシザキ工芸が自社木工塗装専門工場で行います。
家具のお引き取りから納品まで。
日正産業株式会社を窓口とする一貫した快適なサービスをご提供いたします。
●インテリアドクター・日正産業株式会社ホームページ
https://nissei-sangyo.co.jp/
ニシザキ工芸塗装部は木工塗装を得意とする職人集団ですが、実務をこなしながらになる営業的な仕事は正直得意ではありませんし、家具運搬等の業務も行っておりません。
それらの点を補い、実作業の面はもとより一貫してより質の高い塗り直しをご提供させて頂く為の業務提携です。
※窓口一本化のため、「家具塗り直しに関するお問い合わせ」は上記の日正産業株式会社にて承っております。
基本的に弊社では対応を行っておりません。
ご理解の上、お問い合わせ下さいますようお願い申し上げます。
●ニシザキ工芸株式会社塗装部HP
https://tosou.nishizaki.co.jp/
●特注家具・ニシザキ工芸株式会社HP
https://www.nishizaki.co.jp/
今回のブログは古い和箪笥を塗り直してゆく様子をご紹介します。

お客様よりお預かりした箪笥はこちら。
左の観音開きの扉がついている箱が上台、右の3段の引き出し箱が下台です。
通常は下台の上に上台を乗せて使用します。

上台はこの様な感じ。
桐の無垢材で作られた素性の良い箪笥、鏡板の部分には美しい杢目の板が使われていました。
年月を経て、良い感じの色合いに変化していますね。

時代を感じさせる取っ手金物。
この華奢な感じが実にお洒落です。

天板部分のクローズアップです。
上台の天板にしては傷が多いかなぁ・・・と感じました。

下台はこの様な感じ。
こちらも前板の部分に美しい杢目の板が使われていました。

鍵穴の金物もお洒落。
うーん、良い感じの雰囲気です。

下台の天板は比較的綺麗な状態でした。

和箪笥にはお決まりの、天板の両縁についている竿通しと呼ばれる金物。

こちらの竿通しは、竿を通す部分が内部に隠れるタイプでした。
お客様のご希望は・・・
「今現在の味わいを生かしつつ、全体的にさっぱりと整っている雰囲気にしたい」
との事でした。
綺麗になりすぎないように塗り直す。
良い塩梅でキズやムラなどを残して、ヴィンテージ感を表現する。
そんなイメージで作業を進めていきたいと思います。

先ずは表面を溶剤(シリコンオフ)で拭き取り、汚れや油脂分を除去していきます。

金物もふきふき。
各所すべて拭き掃除しました。

傷みのひどかった天板部分は、上台、下台ともに旧塗膜を削り落します。
この際、全体的にサッと足付けのための研磨も行いました。

削り落とした後は、木地に着色を施していきます。

キズや色が取れてしまっている部分にも着色をしていきます。

刷毛で着色剤を塗布し、ウエスで拭き取っていきます。
ウエスで周りをぼかしていくのがポイントです。
金物部分は現状を生かすため、マスキングをしました。
黄色いのはマスキングテープです。

下塗り用の透明塗料(サンディングシーラー)を吹き付け塗装している様子です。

素材感を残すため、薄く塗装します。
天板だけでなく、全体的に下塗りを行います。
塗装には耐久性の高い2液型ポリウレタン樹脂塗料を使用しました。
下塗りをしっかりと乾燥させたら仕上げを行っていきます。

仕上げ用の艶消し透明塗料(フラットクリヤー)を吹き付け塗装している様子です。
仕上げ工程で“カラーリング(補色)”という作業を行いました。

調色した染料をスプレーガンで少量ずつ吹き付けて、表面に色を乗せていきます。

旧塗膜を削った天板部分や退色してしまった部分などに色を足して、全体的にバランスを整えます。
また全体的に薄く色を乗せることにより、色合いの奥行き感がプラスされます。

↑カラーリング前
↓カラーリング後

そして・・・

仕上がりはこの様な感じになりました。
それでは施工前と施工後の状態を比べてみましょう。
先ずは上台の箱から。

↑施工前
↓施工後

ヴィンテージな味わいはそのままに、引き締まった雰囲気になったでしょ。
傷みのひどかった上台の天板部分はこちら。

↑施工前
↓施工後

旧塗膜を削った天板は、カラーリングで既存の部分と色合いを合わせています。
キズは全て直さずに、あえて残しています。
下台の箱はこの様になりました。

↑施工前
↓施工後

施工前は経年劣化で部分的に塗膜が白化していましたが、消えたでしょ?
美しい杢目がすっきりと見えるようになりました。

もちろん、下台の天板も同様に仕上がっています。
もっと近くで見てみましょう。

ハイマット(超艶消し)な仕上がりでナチュラルな感じを表現しています。
トップコートにはサンユーペイントさんのセラウッドを塗装しました。
●セラウッド|製品情報|サンユーペイント株式会社
http://www.sanyu-paint.co.jp/product/sp_cerawood
塗膜硬度が高く、キズが付きにくいのが特徴の2液型ポリウレタン樹脂塗料です。
弊社では、天板などの耐久性が求められる箇所にはセラウッドを使用しています。

今回もお客様にご満足を頂けたようで良かったです
・
・
・
最後までお読み頂きましてありがとうございました。
ここまでご覧頂いた方にさらにお知らせがあります。
【塗り直しをご検討のお客様へ】
弊社ではよりご満足して頂ける、気遣いの行き届いた塗り直しをご提供させて頂く為に、日正産業株式会社との業務提携をしております。
見積や家具等の引き取り・施工後の納品などは日正産業株式会社が担当。
塗り直しの実作業はニシザキ工芸が自社木工塗装専門工場で行います。
家具のお引き取りから納品まで。
日正産業株式会社を窓口とする一貫した快適なサービスをご提供いたします。
●インテリアドクター・日正産業株式会社ホームページ
https://nissei-sangyo.co.jp/
ニシザキ工芸塗装部は木工塗装を得意とする職人集団ですが、実務をこなしながらになる営業的な仕事は正直得意ではありませんし、家具運搬等の業務も行っておりません。
それらの点を補い、実作業の面はもとより一貫してより質の高い塗り直しをご提供させて頂く為の業務提携です。
※窓口一本化のため、「家具塗り直しに関するお問い合わせ」は上記の日正産業株式会社にて承っております。
基本的に弊社では対応を行っておりません。
ご理解の上、お問い合わせ下さいますようお願い申し上げます。
●ニシザキ工芸株式会社塗装部HP
https://tosou.nishizaki.co.jp/
●特注家具・ニシザキ工芸株式会社HP
https://www.nishizaki.co.jp/
コメント