当ブログをご覧頂きまして誠にありがとうございます。

写真:隅田川にかかる永代橋付近 早朝の風景
遅ればせながらですが・・・
新年、明けましておめでとうございます。
2025年も変わらぬご愛顧のほど、どうぞ宜しくお願いいたします。
今年も頑張って更新していきますので、当ブログの方もご愛読頂けたら嬉しいです。
・
・
さて、本年1発目の投稿は、「技能コンクール」に出品する作品をご紹介します。
技能コンクールとは・・・
私達が所属する東京木工塗装技能士会が、毎年秋頃に行っているコンクール(作品展)です。
こちらの動画は、前回(2023年度)行われた技能コンクールの様子です。
会員技能士たちの技能向上と親睦を兼ねたコンクールで、技能士会から事前に配布されたベニヤ板や木製品を各々で塗り上げて、期限内に提出し、その出来映えを競います。

例年、お手本の見本板どおりにベニヤ板を塗装する規定課題(写真左)と、木製品を自分のセンスで塗り上げる自由課題(写真右)の2種類の作品を提出することになっているのですが、今回の技能コンクールは趣向を変えて自由課題のみの提出になりました。
忙しい仕事の合間で作品制作をしますからね。
1種類に作品に集中することで、そのクウォリティーも上がってくると思います。

今までは毎年秋頃(11月~12月)に、足立区にある東京都城東職業能力開発センターで審査発表会が行われていましたが。
今回(2024年度)の技能コンクールは時期と場所を変えて、翌年1月の技能士会総会(新年会)の会場で行われることになりました。
当日は会員やご来賓の皆さんが沢山集まりますし、たぶん余興としても盛り上がると思いますし、結構良いかもしれません。
ちなみに、今年度の総会は来週末1月19日(日)に、都内某所のホテル式場で行われます。
その様子やコンクールの結果なども、後日当ブログにてレポート出来たらと思っております。

今回の課題として事前に配布された木製品はこちら。
ここ数年の自由課題の木製品は「けん玉」でしたが、今回は「小箱」になりました。
おそらく学校の教材として販売されている既製品だと思います。
こちらの小箱が技能士会から送られてきたのが、去年の10月頃でした。
あれから約2か月余りかけて塗り上げていきました。
弊社塗装部ではスタッフ8名が作品を出品、各々仕事の合間で作業したり、残業をして作品を制作。
提出期限が先日の1月12日(日)でしたが、全員無事に間に合わせることが出来て一安心。
私達がどんな作品を作ったのか・・・やはり気になりますか
えっ?気にならない?そんなこと言わないで(笑)
このブログをご覧頂いている貴方へ、特別にご覧に入れましょう
こちらの動画は、作品提出直前に内輪で行った発表会の様子です。
全8作品。
一つ一つ、順番に説明させて頂きますね。
先ずはこちら。

紅葉(もみじ)の葉をモチーフにした、ベテラン石澤の作品です。
こちらは本物の漆を使って塗り上げています。

色漆を使って紅葉の部分を表現。

蜘蛛の巣は錆漆(さびうるし)を使って表現しています。
錆漆とは、水で練った砥の粉と生漆(きうるし)を混ぜて作るパテのようなもので、漆塗りの下地や肉を盛り上げたりするのに用いられます。

蓋の裏にも紅葉の絵を発見


箱の底には紅葉の葉の押し型もあり。
こちらは、工場長の目黒の作品です。

本人は作品について多くを語りませんが・・・何だか海岸線の風景を彷彿とさせますね。

海に見える部分は、ルーターを使って掘り込みがされています。
細かい名栗(なぐり)仕上げですね。

美的センスを感じさせる、パテを盛って表現された模様部分。
険しい山々に見えます。
こちらは坪井の作品です。

水盤をイメージした作品。
水の雫が落ちて水紋が現れるさまを表現しています。

何度も何度も塗り重ねたウレタンクリヤーの分厚い塗膜に、ハンドルーターを使って水紋模様を彫り込んでいます。ワンポイントに水玉が取り付けられています。
まさにアイデア賞。
なかなかこういう表現方法は思いつかないと思います。
こちらは小池の作品です。

いくらの軍艦巻きをイメージした作品。
なかなかインパクトがありますよね(笑)

おぉ~

結構細かく表現していますよね。
いくらの部分は樹脂製の電球にオレンジのカラークリヤーを塗装。
ごはん粒は、建築塗装用の外壁塗料(弾性リシンベース)を使って表現。
海苔には、寒冷紗(塗装下地用の布)に模様をつけて箱に巻いています。

しかも、いくらの部分は光らせることも出来ます

20個の電球と18個の樹脂製の玉が取り付けられています。

蓋を開けるとこんな感じです。
電球を光らせるための配線と電池ボックスが2個入ってます。
電池ボックス1台に単3電池が2本入ります。
こちらは吉良の作品です。
大理石模様の変わり塗りにチャレンジですね。
いい感じですよね


石目風の塗装にはいくつかやり方がありますが、これは真綿を使って行う「蛇紋塗装」という方法だそうです。

蓋を開けるとこんな感じです。
抜かりなく、しっかりと塗りこんでいますね。
こちらは山﨑の作品です。

これは何塗と言ったらよいのだろうか?
表面につぶつぶのマチエールをつけた変わり塗です。

艶消しの黒の塗りつぶしの上に、艶ありの黒エナメルでつぶつぶ模様をつけています。
うーん、渋くていい感じです。

安心してください、中もちゃんと仕上がってますよ。
こちらは、去年の8月に入社した新人の桑原の作品です。

薄っすらと下地が透けて見える黒。
漆塗りの技法のひとつである「溜塗」を彷彿とさせます。

とても渋い仕上がり。
角の部分もいい感じに透けていて、なかなか良きかな。
うん、さすが美大出身の彼。
新卒で入社5か月、ここまで出来たら上出来です

そして、トリを飾るのはこちら。

去年の7月に入社した新人の鎌田の作品です。
パステルカラーの可愛い色使い。
本人いわく、「幼稚園の壁紙」をイメージしたそうです。

前職で床材やカーテンなどのインテリア商材の見本帳を扱う仕事をしていたそうで、さすがにセンスを感じさせる配色ですね。
入社半年でここまで仕上げられるのは立派。

もちろん箱の中もちゃんと仕上がってますよ。
強者どもが集う東京木工塗装技能士会。
今回の技能コンクールも、きっと素晴らしい作品たちが集まるのでしょう。
他の技能士さんからはどんな作品が出品されるのだろうか?
そんな中で、私達の作品がどこまで競えるだろうか?
来週末の総会がとても楽しみであります。
・
・
今回は少々長くなってしまいましたが・・・
最後までご覧頂きましてありがとうございました。
次回の投稿もお楽しみに
●ニシザキ工芸株式会社塗装部HP
https://tosou.nishizaki.co.jp/
●特注家具・ニシザキ工芸株式会社HP
https://www.nishizaki.co.jp/

写真:隅田川にかかる永代橋付近 早朝の風景
遅ればせながらですが・・・
新年、明けましておめでとうございます。
2025年も変わらぬご愛顧のほど、どうぞ宜しくお願いいたします。
今年も頑張って更新していきますので、当ブログの方もご愛読頂けたら嬉しいです。
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さて、本年1発目の投稿は、「技能コンクール」に出品する作品をご紹介します。
技能コンクールとは・・・
私達が所属する東京木工塗装技能士会が、毎年秋頃に行っているコンクール(作品展)です。
こちらの動画は、前回(2023年度)行われた技能コンクールの様子です。
会員技能士たちの技能向上と親睦を兼ねたコンクールで、技能士会から事前に配布されたベニヤ板や木製品を各々で塗り上げて、期限内に提出し、その出来映えを競います。

例年、お手本の見本板どおりにベニヤ板を塗装する規定課題(写真左)と、木製品を自分のセンスで塗り上げる自由課題(写真右)の2種類の作品を提出することになっているのですが、今回の技能コンクールは趣向を変えて自由課題のみの提出になりました。
忙しい仕事の合間で作品制作をしますからね。
1種類に作品に集中することで、そのクウォリティーも上がってくると思います。

今までは毎年秋頃(11月~12月)に、足立区にある東京都城東職業能力開発センターで審査発表会が行われていましたが。
今回(2024年度)の技能コンクールは時期と場所を変えて、翌年1月の技能士会総会(新年会)の会場で行われることになりました。
当日は会員やご来賓の皆さんが沢山集まりますし、たぶん余興としても盛り上がると思いますし、結構良いかもしれません。
ちなみに、今年度の総会は来週末1月19日(日)に、都内某所のホテル式場で行われます。
その様子やコンクールの結果なども、後日当ブログにてレポート出来たらと思っております。

今回の課題として事前に配布された木製品はこちら。
ここ数年の自由課題の木製品は「けん玉」でしたが、今回は「小箱」になりました。
おそらく学校の教材として販売されている既製品だと思います。

こちらの小箱が技能士会から送られてきたのが、去年の10月頃でした。
あれから約2か月余りかけて塗り上げていきました。
弊社塗装部ではスタッフ8名が作品を出品、各々仕事の合間で作業したり、残業をして作品を制作。
提出期限が先日の1月12日(日)でしたが、全員無事に間に合わせることが出来て一安心。
私達がどんな作品を作ったのか・・・やはり気になりますか
えっ?気にならない?そんなこと言わないで(笑)
このブログをご覧頂いている貴方へ、特別にご覧に入れましょう
こちらの動画は、作品提出直前に内輪で行った発表会の様子です。
全8作品。
一つ一つ、順番に説明させて頂きますね。
先ずはこちら。

紅葉(もみじ)の葉をモチーフにした、ベテラン石澤の作品です。
こちらは本物の漆を使って塗り上げています。

色漆を使って紅葉の部分を表現。

蜘蛛の巣は錆漆(さびうるし)を使って表現しています。
錆漆とは、水で練った砥の粉と生漆(きうるし)を混ぜて作るパテのようなもので、漆塗りの下地や肉を盛り上げたりするのに用いられます。

蓋の裏にも紅葉の絵を発見

箱の底には紅葉の葉の押し型もあり。
こちらは、工場長の目黒の作品です。

本人は作品について多くを語りませんが・・・何だか海岸線の風景を彷彿とさせますね。

海に見える部分は、ルーターを使って掘り込みがされています。
細かい名栗(なぐり)仕上げですね。

美的センスを感じさせる、パテを盛って表現された模様部分。
険しい山々に見えます。
こちらは坪井の作品です。

水盤をイメージした作品。
水の雫が落ちて水紋が現れるさまを表現しています。

何度も何度も塗り重ねたウレタンクリヤーの分厚い塗膜に、ハンドルーターを使って水紋模様を彫り込んでいます。ワンポイントに水玉が取り付けられています。
まさにアイデア賞。
なかなかこういう表現方法は思いつかないと思います。
こちらは小池の作品です。

いくらの軍艦巻きをイメージした作品。
なかなかインパクトがありますよね(笑)

おぉ~
結構細かく表現していますよね。
いくらの部分は樹脂製の電球にオレンジのカラークリヤーを塗装。
ごはん粒は、建築塗装用の外壁塗料(弾性リシンベース)を使って表現。
海苔には、寒冷紗(塗装下地用の布)に模様をつけて箱に巻いています。

しかも、いくらの部分は光らせることも出来ます
20個の電球と18個の樹脂製の玉が取り付けられています。

蓋を開けるとこんな感じです。
電球を光らせるための配線と電池ボックスが2個入ってます。
電池ボックス1台に単3電池が2本入ります。
こちらは吉良の作品です。

大理石模様の変わり塗りにチャレンジですね。
いい感じですよね

石目風の塗装にはいくつかやり方がありますが、これは真綿を使って行う「蛇紋塗装」という方法だそうです。

蓋を開けるとこんな感じです。
抜かりなく、しっかりと塗りこんでいますね。
こちらは山﨑の作品です。

これは何塗と言ったらよいのだろうか?
表面につぶつぶのマチエールをつけた変わり塗です。

艶消しの黒の塗りつぶしの上に、艶ありの黒エナメルでつぶつぶ模様をつけています。
うーん、渋くていい感じです。

安心してください、中もちゃんと仕上がってますよ。
こちらは、去年の8月に入社した新人の桑原の作品です。

薄っすらと下地が透けて見える黒。
漆塗りの技法のひとつである「溜塗」を彷彿とさせます。

とても渋い仕上がり。
角の部分もいい感じに透けていて、なかなか良きかな。
うん、さすが美大出身の彼。
新卒で入社5か月、ここまで出来たら上出来です
そして、トリを飾るのはこちら。

去年の7月に入社した新人の鎌田の作品です。
パステルカラーの可愛い色使い。
本人いわく、「幼稚園の壁紙」をイメージしたそうです。

前職で床材やカーテンなどのインテリア商材の見本帳を扱う仕事をしていたそうで、さすがにセンスを感じさせる配色ですね。
入社半年でここまで仕上げられるのは立派。

もちろん箱の中もちゃんと仕上がってますよ。
強者どもが集う東京木工塗装技能士会。
今回の技能コンクールも、きっと素晴らしい作品たちが集まるのでしょう。
他の技能士さんからはどんな作品が出品されるのだろうか?
そんな中で、私達の作品がどこまで競えるだろうか?
来週末の総会がとても楽しみであります。
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・
今回は少々長くなってしまいましたが・・・
最後までご覧頂きましてありがとうございました。
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