当ブログをご覧頂きまして誠にありがとうございます。
もし、お気に入りの家具が傷んだら修理しますか?それとも捨てますか?
おばあちゃんから受け継いだ箪笥や、家族の温もりが残る家具などには、お金には代えがたい価値が詰まっていると思います。
でも、もし修理するよりも、新しい家具を買った方が安い場合は、貴方は修理か買い換えのどちらを選ぶだろうか・・・
もし修理を選ぶとしたら、それは思い出を大切にしつつ、環境にも優しくできる選択かもしれません。

弊社では、ここ数年で「家具の塗り直し」のお仕事が徐々に増えており、「修理しながら長く使いたい」というニーズの高まりを感じる今日この頃です。
元々日本は「もったいない文化」の国で、物を大切に長く使うことが当たり前でした。
それは物が無かった時代の価値観だったのかもしれませんが、世界に誇れる豊かな精神性だと思います。
昨今ではSDG'sを意識せざるを得なく、再び「もったいない」が当たり前になりつつあるのかもしれませんね。
ヨーロッパには家具を長く使う文化や土壌があります。
アンティーク家具がたくさんあるのもそのためです。

●蘇れ!イタリアBERNINI社アンティーク家具
https://nishizaki-tosoubu.blog.jp/archives/14191050.html
●北欧ビンテージ家具の塗り直し(前編)
https://nishizaki-tosoubu.blog.jp/archives/9237277.html
●北欧ビンテージ家具の塗り直し(後編)
https://nishizaki-tosoubu.blog.jp/archives/9285248.html
↑弊社でもしばしばそのような古い家具などもお預かりします。
ここ最近は1950年代(約70年前)のビンテージが流行のようで、当時物の貴重な家具が色々と入ってくるようになりました。
オーク材やチーク材、ウォールナット材など、家具作りに適した高級で上質な木材が用いられ、卓越した木工技術で製作された家具たち。
修理をしながら何十年と使い続けることを前提としていますから、元々の作りがしっかりとしていて価値のある逸品です。
やはりそういった家具を塗り直しさせて頂くことが多いです。
ちなみに、“アンティーク”と“ビンテージ”の違いはご存じですか?
どちらも古いものを指す言葉ですが、一般的に高品質で価値のあるものの中で100年以上経ったものがアンティーク、100年以下のものがビンテージと呼ばれるそうです。

あと、北欧のデザイナーズの家具などのご依頼も多かったします。

日本のビンテージ家具とも言える
、古い和箪笥の塗り直しもご依頼頂きます。

こちらの箪笥には欅(けやき)の無垢板が使われていました。

引き戸や引き出しは全て取り外して作業を行います。

引き戸や引き出しには、とても貴重な黒柿(くろがき)が使われていました。
黒柿と言っても、黒柿の木があるわけでなく、樹種としては柿の木です。
通常の柿の木は製材した際、その木肌はだいだい色から淡い黄色をしています。
しかし、ごく稀に墨汁のような味わいのある黒色が樹木の中心部に入ることがあり、これが黒柿と呼ばれています。
黒柿が出る確率は1万本に1本とも言われているそうで、とても貴重で高価な木材だそうです。

こちらは民芸調の家具の塗り直しのご依頼でした。
施工前の写真をお見せ出来ないのが残念ですが、かなり綺麗になりました。

座卓の塗り直しもしばしばご依頼頂きます。
こちらの座卓は、天板の塗装が長年のご使用で擦り切れてしまっていますね。

傷んだ塗装を削り落していきました。

木地に着色をして元の色合いを再現。
再塗装を施していきました。
オフィス家具の塗り直しもさせて頂いております。

こちらはミーティングの時に使っているという大テーブルのようですが・・・

よく見ると表面がムラムラの塗装でした

どうやら、傷だらけになってしまった天板を、社員の方がホームセンターのニスを使ってDIYで塗り替えたそう。
これでは見栄えが悪いとのことで、弊社に塗り直しをご依頼頂きました。

塗膜剥離剤という薬剤を塗布して、現状の塗装を溶かして除去します。

そして再塗装を行えば、綺麗な木目が蘇りました。
たまにご依頼頂くのがピアノ椅子です。

こちらは新しく買い換えたほうがお安くつく場合が多いと思いますが。
ピアノ椅子は特別な感じがしますし、思い出深いお品の場合は使い続けたいものでしょう。

長年のご使用で至るところが削れてしまい傷だらけでした。

座面を取り外して、金物に油を差しておきます。

ポリエステルパテで凹みなどを埋め、形を整えてから再塗装を行います。

↑施工前
↓施工後

新品同様の輝きを取り戻しました。
こちらは親子代々でご使用されるとのことでした。

こんなクラシックなタイプのピアノ椅子もありました。
昔、小学校の音楽室で見たことがあるような気がします。

こちらは現状の雰囲気を残しておきたいとのことで、あっさりと塗り直し作業を行いました。
塗り直しのご依頼が1番多いのが、実は何の変哲もない普段使いのダイニングテーブルです。

長年、ご家族と一緒に過ごしてきたであろうテーブル。
ここまで使い込まれれば、家族の一員として愛着も沸くのではないでしょうか

オーク材の無垢板で作られた、立派な大型のテーブル。
こう言った場合は、同じようなものを新しく買い換えるより、塗り直した方がお得かもしれません。

傷んだ塗装を剥がして再塗装を行います。

弊社では主に、耐久性の高い2液型ポリウレタン樹脂塗料を使って塗装を行います。
そして、仕上りはこの様な感じに。

↑施工前
↓施工後

綺麗になったでしょ?
家具塗り直しについては、下記のお知らせをご覧頂き、お気軽にご相談ください。
どうぞ宜しくお願いいたします。
・
・
最後までお読み頂きましてありがとうございました。
ここまでご覧頂いた方にさらにお知らせがあります。
【塗り直しをご検討のお客様へ】
弊社ではよりご満足して頂ける、気遣いの行き届いた塗り直しをご提供させて頂く為に、日正産業株式会社との業務提携をしております。
見積や家具等の引き取り・施工後の納品などは日正産業株式会社が担当。
塗り直しの実作業はニシザキ工芸が自社木工塗装専門工場で行います。
家具のお引き取りから納品まで。
日正産業株式会社を窓口とする一貫した快適なサービスをご提供いたします。
●インテリアドクター・日正産業株式会社ホームページ
https://nissei-sangyo.co.jp/
電話でのお問い合わせは:0120ー75ー7048
ニシザキ工芸塗装部は木工塗装を得意とする職人集団ですが、実務をこなしながらになる営業的な仕事は正直得意ではありませんし、家具運搬等の業務も行っておりません。
それらの点を補い、実作業の面はもとより一貫してより質の高い塗り直しをご提供させて頂く為の業務提携です。
※窓口一本化のため、「家具塗り直しに関するお問い合わせ」は上記の日正産業株式会社にて承っております。
基本的に弊社では対応を行っておりません。
ご理解の上、お問い合わせ下さいますようお願い申し上げます。
●ニシザキ工芸株式会社塗装部HP
https://tosou.nishizaki.co.jp/
●特注家具・ニシザキ工芸株式会社HP
https://www.nishizaki.co.jp/
もし、お気に入りの家具が傷んだら修理しますか?それとも捨てますか?
おばあちゃんから受け継いだ箪笥や、家族の温もりが残る家具などには、お金には代えがたい価値が詰まっていると思います。
でも、もし修理するよりも、新しい家具を買った方が安い場合は、貴方は修理か買い換えのどちらを選ぶだろうか・・・
もし修理を選ぶとしたら、それは思い出を大切にしつつ、環境にも優しくできる選択かもしれません。

弊社では、ここ数年で「家具の塗り直し」のお仕事が徐々に増えており、「修理しながら長く使いたい」というニーズの高まりを感じる今日この頃です。
元々日本は「もったいない文化」の国で、物を大切に長く使うことが当たり前でした。
それは物が無かった時代の価値観だったのかもしれませんが、世界に誇れる豊かな精神性だと思います。
昨今ではSDG'sを意識せざるを得なく、再び「もったいない」が当たり前になりつつあるのかもしれませんね。
ヨーロッパには家具を長く使う文化や土壌があります。
アンティーク家具がたくさんあるのもそのためです。

●蘇れ!イタリアBERNINI社アンティーク家具
https://nishizaki-tosoubu.blog.jp/archives/14191050.html
●北欧ビンテージ家具の塗り直し(前編)
https://nishizaki-tosoubu.blog.jp/archives/9237277.html
●北欧ビンテージ家具の塗り直し(後編)
https://nishizaki-tosoubu.blog.jp/archives/9285248.html
↑弊社でもしばしばそのような古い家具などもお預かりします。
ここ最近は1950年代(約70年前)のビンテージが流行のようで、当時物の貴重な家具が色々と入ってくるようになりました。
オーク材やチーク材、ウォールナット材など、家具作りに適した高級で上質な木材が用いられ、卓越した木工技術で製作された家具たち。
修理をしながら何十年と使い続けることを前提としていますから、元々の作りがしっかりとしていて価値のある逸品です。
やはりそういった家具を塗り直しさせて頂くことが多いです。
ちなみに、“アンティーク”と“ビンテージ”の違いはご存じですか?
どちらも古いものを指す言葉ですが、一般的に高品質で価値のあるものの中で100年以上経ったものがアンティーク、100年以下のものがビンテージと呼ばれるそうです。

あと、北欧のデザイナーズの家具などのご依頼も多かったします。

日本のビンテージ家具とも言える


こちらの箪笥には欅(けやき)の無垢板が使われていました。

引き戸や引き出しは全て取り外して作業を行います。

引き戸や引き出しには、とても貴重な黒柿(くろがき)が使われていました。
黒柿と言っても、黒柿の木があるわけでなく、樹種としては柿の木です。
通常の柿の木は製材した際、その木肌はだいだい色から淡い黄色をしています。
しかし、ごく稀に墨汁のような味わいのある黒色が樹木の中心部に入ることがあり、これが黒柿と呼ばれています。
黒柿が出る確率は1万本に1本とも言われているそうで、とても貴重で高価な木材だそうです。

こちらは民芸調の家具の塗り直しのご依頼でした。
施工前の写真をお見せ出来ないのが残念ですが、かなり綺麗になりました。

座卓の塗り直しもしばしばご依頼頂きます。
こちらの座卓は、天板の塗装が長年のご使用で擦り切れてしまっていますね。

傷んだ塗装を削り落していきました。

木地に着色をして元の色合いを再現。

再塗装を施していきました。
オフィス家具の塗り直しもさせて頂いております。

こちらはミーティングの時に使っているという大テーブルのようですが・・・

よく見ると表面がムラムラの塗装でした


どうやら、傷だらけになってしまった天板を、社員の方がホームセンターのニスを使ってDIYで塗り替えたそう。
これでは見栄えが悪いとのことで、弊社に塗り直しをご依頼頂きました。

塗膜剥離剤という薬剤を塗布して、現状の塗装を溶かして除去します。

そして再塗装を行えば、綺麗な木目が蘇りました。
たまにご依頼頂くのがピアノ椅子です。

こちらは新しく買い換えたほうがお安くつく場合が多いと思いますが。
ピアノ椅子は特別な感じがしますし、思い出深いお品の場合は使い続けたいものでしょう。

長年のご使用で至るところが削れてしまい傷だらけでした。

座面を取り外して、金物に油を差しておきます。

ポリエステルパテで凹みなどを埋め、形を整えてから再塗装を行います。

↑施工前
↓施工後

新品同様の輝きを取り戻しました。
こちらは親子代々でご使用されるとのことでした。

こんなクラシックなタイプのピアノ椅子もありました。
昔、小学校の音楽室で見たことがあるような気がします。

こちらは現状の雰囲気を残しておきたいとのことで、あっさりと塗り直し作業を行いました。
塗り直しのご依頼が1番多いのが、実は何の変哲もない普段使いのダイニングテーブルです。

長年、ご家族と一緒に過ごしてきたであろうテーブル。
ここまで使い込まれれば、家族の一員として愛着も沸くのではないでしょうか


オーク材の無垢板で作られた、立派な大型のテーブル。
こう言った場合は、同じようなものを新しく買い換えるより、塗り直した方がお得かもしれません。

傷んだ塗装を剥がして再塗装を行います。

弊社では主に、耐久性の高い2液型ポリウレタン樹脂塗料を使って塗装を行います。
そして、仕上りはこの様な感じに。

↑施工前
↓施工後

綺麗になったでしょ?
家具塗り直しについては、下記のお知らせをご覧頂き、お気軽にご相談ください。
どうぞ宜しくお願いいたします。
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最後までお読み頂きましてありがとうございました。
ここまでご覧頂いた方にさらにお知らせがあります。
【塗り直しをご検討のお客様へ】
弊社ではよりご満足して頂ける、気遣いの行き届いた塗り直しをご提供させて頂く為に、日正産業株式会社との業務提携をしております。
見積や家具等の引き取り・施工後の納品などは日正産業株式会社が担当。
塗り直しの実作業はニシザキ工芸が自社木工塗装専門工場で行います。
家具のお引き取りから納品まで。
日正産業株式会社を窓口とする一貫した快適なサービスをご提供いたします。
●インテリアドクター・日正産業株式会社ホームページ
https://nissei-sangyo.co.jp/
電話でのお問い合わせは:0120ー75ー7048
ニシザキ工芸塗装部は木工塗装を得意とする職人集団ですが、実務をこなしながらになる営業的な仕事は正直得意ではありませんし、家具運搬等の業務も行っておりません。
それらの点を補い、実作業の面はもとより一貫してより質の高い塗り直しをご提供させて頂く為の業務提携です。
※窓口一本化のため、「家具塗り直しに関するお問い合わせ」は上記の日正産業株式会社にて承っております。
基本的に弊社では対応を行っておりません。
ご理解の上、お問い合わせ下さいますようお願い申し上げます。
●ニシザキ工芸株式会社塗装部HP
https://tosou.nishizaki.co.jp/
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