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先日1月19日(日)、日暮里駅前にあるアートホテルラングウッドにて、令和7年度東京木工塗装技能士会総会・新年会&第18回(2024年度)技能コンクールが開催されました。
今回のブログはその様子をレポートいたします。

以前に投稿した当ブログ記事(技術の結晶を披露!技能コンクール2024に出品します)の続きです。


こちらは東京木工塗装技能士会さんが制作した動画ですが、当日の様子が良くまとめられています。

こちらの動画をご覧頂ければ、私がレポートしたい全てが伝わるので、あえて記事を書く必要はないかもしれませんが。
私なりにサクッとご紹介してみたいと思います。

以前投稿した当ブログ記事でもご説明しましたが、東京木工塗装技能士会さんの技能コンクールは、例年その年の11月頃に行われていますが、今回の第18回(2024年度)技能コンクールは諸般の事情があり、翌年の総会・新年会と同時開催となりました。
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令和7年度総会・新年会は、会員技能士やご来賓の方々が多く(50名くらい?)出席され、盛大に開催されました。
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会場の一角に、技能コンクール用の場所が設けられました。
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テーブルには総勢43名(だったかなぁ)の作品たちが並びました。
弊社からは8名が作品を出品しました。

以前投稿した当ブログ記事でもご紹介した動画です。
今回の技能コンクールに私達が出品した作品をご覧頂けます。
ここ数年の課題は「けん玉」が続きましたが、今回は「小箱」になりました。

出品された作品たちは、審査員や来場者の方々の投票によって審査され、その順位が決まります。
例年では級別(木工塗装技能士1級、2級)にそれぞれ最優秀賞のみの表彰ですが、今回は1級、2級の垣根を取っ払い、1位(最優秀)、2位(優秀)、3位(佳作?)の3つの表彰になりました。

さて、その結果は・・・
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こちらの3作品が選出され、作者たちが表彰されました。
左から3位、中央が2位、右が1位です。

そうもうお分かりですか
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右側にあるこちらの作品は、弊社塗装部の石澤友美のものです。
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並みいる強豪たちを抑えて、見事1位に輝きました
これは本当に素晴らしいことです
おめでとうございます
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勝因は・・・丁寧な仕事が評価されたとのこと。
また、本漆を用いて塗装したという点も、オリジナリティーとして評価されました。
蜘蛛の巣は錆漆を用いて立体的に仕上がっています。
実はこれ、相当手間と時間が掛かっています。
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色漆を用いて描いた紅葉の葉も美しく仕上がっていますね。
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これはどうやってやったんだろう
今度教えてもらいたいと思います。

ちなみに、2位と3位もちょこっとご紹介させて頂きますね。
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こちらが2位を受賞した作品です。
作者は、あの三越製作所(株式会社三越伊勢丹)の塗装部門で務める飯島寛介さん。
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この美しい鹿の子模様を見よ
さすが、名門の風格を感じさせる良き仕上りでした。

そして、第3位を受賞した作品がこちら。
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作者は、有限会社精工塗装所の金子雅一さん。
金子さんは2017年(平成29年度)に「現代の名工」に選出された木工塗装の名人です。
さすが、透け感のある美しい花柄、センスを感じさせるデザインですよね。

さて、次回の技能コンクールはどんな感じになるのだろうか。
私的には、今回、総会(新年会)と同時開催を体験して良かったので、また同様のスタイルで行って欲しいと思いますが。
課題はまた小箱なのだろうか?それともまた違うものになるのだろうか?

うーん・・・楽しみです。


それでは今回はこの辺で。
最後までご覧頂きましてありがとうございました。
次回の投稿もお楽しみに


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