当ブログをご覧頂きまして誠にありがとうございます。

今回のブログは、経年劣化したテーブルが美しく生れ変わる様子をご紹介いたします。
弊社では新規で製作された木製品(家具や什器など)の塗装の他にも、長年ご使用されて傷んでしまった木製品の塗装修理も承っており、私達はそれを「塗り直し」と呼んでおります。
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家具全体を塗り直すのか、それとも部分的に補修塗装するのか。
なるべくご予算に沿う合わせたやり方で作業をさせて頂きますが。
「しっかりと直して欲しい」というご要望が多く、かなりの手間を掛けてお直しすることになりますので、正直、塗り直しは安上がりな方法ではないと思います。

そうなると必然的に、元々の価値が高いもの(高級な材料を使ったものや工芸品的なものなど)や思い入れのあるもの(代々お使いになっているなど)のご依頼が多くなります。
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そう、タイトルにある「象嵌テーブル」ですが。
工芸品的な要素が高く、弊社ではしばしばご依頼頂く家具の1つです。
●輝きを取り戻せ。高級象嵌テーブルのメイクオーバー
↑こちらの象嵌テーブルの塗り直しの様子は、以前のブログ記事でご紹介させて頂きました。
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ちなみに「象嵌(ぞうがん)」とは、作品に異素材をはめ込み、模様を描き出す工芸技法です。
はめ込む素材としては、金属や貝殻、陶磁器なども用いられます。
薄く剥いだ貝殻をはめ込んだものは螺鈿(らでん)と呼びます。
こちらのテーブルは「木工象嵌」と呼ばれており、彩色した突き板や幾つかの樹種の突き板を貼り分けて模様が描き出されています。

さて、前置きはさておき。
今回ご紹介させて頂く象嵌テーブルはこちらです。
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ん?って感じですよね。
表面が白っぽく変色してしまって、表情が全然分かりません
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経年劣化で塗膜が白濁してしまっていました。
これではせっかくの象嵌模様が見えませんよね。
こちらのテーブルは「ポリエステル樹脂塗装」が施されていました。
ポリエステル樹脂塗装は、ピアノ塗装などにも用いられ、極めて厚く塗膜が付く上に、表面硬度が高く強靱な塗膜が特徴、言うなれば「レジン」のような感じです。
しかしながら、様々な要因(直射日光、木地や塗装時のコンディションなど)で、長い年月を掛けて塗膜の変色や割れなどが生じる場合が多いです。
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こうなってしまっては、もう現状の塗膜を完全に除去して再塗装するしかありません。
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塗膜剥離剤を表面に塗布して、ポリエステル塗装を溶かしているの図。
強靱すぎる塗膜なので、剥離剤もなかなか効きません。
縁に土手を作って、剥離剤を流し込み、半日くらい放置しておきました。
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だんだん表情が見えてきましたね。
それでも、まだ塗膜が残っています。
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追い剥離剤を行っていきます。
塗布して、放置して、剥がす。
完全に塗膜が除去出来るまで、その作業を数回繰り返します。
ここからは地道な作業です。
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ようやく塗膜を除去することが出来ました。
杢目(希少材)の突き板がランダムに貼られている、複雑な表情が露わになりました。
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今度は「2液型ポリウレタン樹脂塗料」を使って再塗装を行っていきました。
ウレタン塗装は、ポリエステル塗装の様に1度に厚く塗膜を付けることは出来ませんので、幾重にも塗り重ねていきます。
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塗って、乾燥させて、研磨。
この一連の作業を何度も繰り返して、厚い塗膜を作っていきます。

塗装下地が出来たら、仕上げの作業を行っていきます。
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タッチアップ(補修塗装)やカラーリング(色調整)などを行って表情を整えていきます。
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もちろん脚部も綺麗に塗り直していきました。

そして・・・
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↑施工前
↓施工後
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美しい表情がすっきりと見えるようになりました。

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↑施工前
↓施工後
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うん、綺麗になりました。
この後、表面に磨き仕上げを施して納品させて頂きました。


最後までお読み頂きましてありがとうございました。
ここまでご覧頂いた方にさらにお知らせがあります。

【塗り直しをご検討のお客様へ】

弊社ではよりご満足して頂ける、気遣いの行き届いた塗り直しをご提供させて頂く為に、日正産業株式会社との業務提携をしております。

見積や家具等の引き取り・施工後の納品などは日正産業株式会社が担当。
塗り直しの実作業はニシザキ工芸が自社木工塗装専門工場で行います。

家具のお引き取りから納品まで。
日正産業株式会社を窓口とする一貫した快適なサービスをご提供いたします。

●インテリアドクター・日正産業株式会社ホームページ
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電話でのお問い合わせは:0120ー75ー7048

ニシザキ工芸塗装部は木工塗装を得意とする職人集団ですが、実務をこなしながらになる営業的な仕事は正直得意ではありませんし、家具運搬等の業務も行っておりません。
それらの点を補い、実作業の面はもとより一貫してより質の高い塗り直しをご提供させて頂く為の業務提携です。

※窓口一本化のため、「家具塗り直しに関するお問い合わせ」は上記の日正産業株式会社にて承っております。
基本的に弊社では対応を行っておりません。


ご理解の上、お問い合わせ下さいますようお願い申し上げます。


●ニシザキ工芸株式会社塗装部HP
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●特注家具・ニシザキ工芸株式会社HP
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