当ブログをご覧頂きまして誠にありがとうございます。
少し前の話になってしまいますが。
先日、デンマークの家具メーカー「TAKT(タクト)」のポップアップを観てきました。
TAKTは2018年に創業した新しい家具メーカーで、デンマークデザインの伝統的な考え方を、現代の生活様式に向けてブラッシュアップした家具を生み出しています。

●TAKTポップアップショップ ~たしかさのなかに見つけた、豊かな時間~
日時:2025年3月1日(土)~3月9日(日)※今は終了しています
会場:call(コール)/青山スパイラル5階
3月に終わってしまったポップアップですが。
とても良かったので、遅ればせなら会場の雰囲気をご紹介したいと思います。

とても久しぶりの青山スパイラル。
私が会場を訪れたのは会期最終日の3月9日(日)でした。

エレベーターで5階に上がると、お出迎えしてくれるサイン&ディスプレー。

そして、振り返るとお洒落なエントランスが現れます。
会場となった「call(コール)」は、テキスタイルデザイナーの皆川明氏が展開するアパレルブランド「mina perhonen(ミナ・ペルホネン)」が手がけるライフスタイルショップです。
ここで「ミナ・ペルホネン」についても少し触れてみましょう。
●mina perhonen ミナ・ペルホネン
DESIGNER 皆川 明/AKIRA MINAGAWA
1967年、東京生まれ。文化服装学院卒業後、95年に自身のブランド「ミナ」を設立。オリジナルの図案によるファブリックを作るところから服作りを進め、国内外の生産地と連携し、素材開発や技術開発にも精力的に取り組む。2003年にはブランド名を「ミナ・ペルホネン」に改名。
ブランド名は、デザイナーがスカンジナビア(デンマーク、スウェーデン、ノルウェー)への旅を重ねる中で、そのライフスタイルやカルチャーに共鳴し、フィンランド語から取ったそうです。
「mina」は「私」、「perhonen」は「ちょうちょ」を意味する言葉で、蝶の美しい羽のような図案を軽やかに作っていきたいという願いが込められているとの事。
・公式ホームページ:https://www.mina-perhonen.jp/

フロアすべてを使った広い店内にはmina perhonenの世界観がちりばめられ、お洒落な雰囲気が漂います。
ライフスタイルショップというだけあって、こだわりのワインやお野菜、雑貨など取り扱うお店、日本茶の専門店など、「衣・食・住」に関するセレクトショップが軒を連ねます。

店内には「家と庭」と名付けられたカフェレストランも併設。

画像引用:食べログ
「誰かのためを想ってつくる料理」をコンセプトに、日替わりのスープなどを始めとする食事やコーヒー、お茶、お酒などが楽しめます。トレーから食器に至るまで、mina perhonenの世界を満喫できます。

もちろん、mina perhonenのアパレルやアイテムたちを取り扱うショップもあります。

今回ご紹介する「TAKTポップアップショップ」は、「TAKT×mina perhonen」のコラボ企画で、こちらの一角で行われていました。

そう、TAKTさんの家具は、以前にもこのブログでご紹介させて頂きました。
●【デンマーク発】新時代の家具ブランド“TAKT”が日本上陸
https://nishizaki-tosoubu.blog.jp/archives/22104567.html
↑TAKTさんの詳しいプロフィールについては、こちらの記事でご紹介しています。

クロステーブル125 ¥339.000ー(税別)
125パイの少し大きめな円卓。
これが北欧サイズと言ったところか!?

ソフトチェア ¥135.000ー(税別)
セットでコーディネートされていた椅子。

細部までこだわりを感じられる作り。
とても座り心地が良かったです。
クロステーブル、ソフトチェアーともに位置的に若干高く感じましたが(こちらも北欧サイズか?)、脚を切ってくれるサービスもあるそうです(有料)。

アークチェア ¥140.000ー(税別)
ただカッコイイだけじゃない。
TAKT独自の多様な視点(以前のブログ記事を参照)から検証された、ある意味究極のデザイン。

ターンチェア ¥79.000ー(税別)
黄色の可愛い椅子。
こんな椅子が部屋に1つあるとお洒落だ。

こちらはTAKT×mina perhonenのコラボコーナーでした。
家具はTAKTさん、ラグはmina perhonenさんセレクトのものがセンス良く合わせられていました。

ラグは、皆川氏が海外に旅行に行く際に買い付けてくるというビンテージ品の1つでした。
お値段を見て・・・土足で上がるのをためらってしまいました

スポークソファー ¥735.000ー(税別)
座面の奥行きがある、ゆったりとしたソファー。
お昼寝にもぴったりですね。
写真では見れませんが、背もたれの裏側がスポーク状の縦格子形状をしています。

座面の両端に置かれているのはクッションで、自由に動かして使うことが出来ます。

ソフトラウンジチェア(座面レザー) ¥272.000ー(税別)
ゆったりと座れるローチェア。
座面部分のレザーが適度なクッションになっていて、こちらも座り心地が最高でした。

コーヒーテーブル125 ¥270.000ー(税別)
以前のブログ記事でもご紹介したコーヒーテーブル。
オークの無垢材製のしっかりとした作りでベンチとして使えるそう。

環境負荷を抑える工夫。
レザーとくさびを使って簡単に組み立てることができます。
こちらのコーヒーテーブルに限らず、ほぼ全製品を組み立て式でフラットパック化することにより梱包面積を最小化、運送時のCO2の排出量を極限まで減らしています。

コーヒーテーブルの天板に置かれていたオーク材の棒。
コーヒーテーブルの塗装仕上げはオイルフィニッシュなのですが、こちらの2本の棒は同じオイルフィニッシュされ、メンテナンスをしながら20年経過したものだそうです。
こんなにも変化するもので、経年変化で飴色になった色合いも良い感じですね。
しかしながら・・・

オイルフィニッシュは浸透型の仕上げで、塗膜がほとんど付かないゆえに、木材の手触り感を活かせる塗装仕上げなのですが、木地を保護する性能(耐水性、耐汚染性など)が造膜型の仕上げ(ウレタンやラッカー)に比べて劣るため、小まめなメンテナンス(都度汚れを落したり、定期的にオイルを塗り直したり)を行いながら大切に使うことが前提です。

クロスチェア 今回のポップアップ限定バージョン
こちらもTAKT×mina perhonenのコラボコーナーです。

クロスチェアの座面部分のファブリックを、mina perhonenさんのオリジナルのテキスタイルに張り替えてくれるというサービスでした。
こちらのサービスは、当ポップアップショップ期間中の限定企画だったようです。

いやー、お洒落ですねー。
どちらのブランドも、デザインの根底にある確かな技術、優れた機能性や美しさを感じられたし、互いに共鳴しあっているのが感じられました。
北欧デザインが持つナチュラル感やリラックス感がとても心地よかったし、それぞれがもつ素性の良さがそれをより一層引き立てていました。
call店内の一角で行われた、こぢんまりとした家具の展示会でしたが。
こちらの空間があまりに居心地が良かったので、すっかり長居してしまいました。
当ポップアップは終了してしまいましたが、こちらには足を運んでもらっても良いかなと思います。
・
・
それでは今回はこの辺で。
最後までお読み頂きありがとうございました。
次回もお楽しみに
●ニシザキ工芸株式会社塗装部HP
https://tosou.nishizaki.co.jp/
●特注家具・ニシザキ工芸株式会社HP
https://www.nishizaki.co.jp/
少し前の話になってしまいますが。
先日、デンマークの家具メーカー「TAKT(タクト)」のポップアップを観てきました。
TAKTは2018年に創業した新しい家具メーカーで、デンマークデザインの伝統的な考え方を、現代の生活様式に向けてブラッシュアップした家具を生み出しています。

●TAKTポップアップショップ ~たしかさのなかに見つけた、豊かな時間~
日時:2025年3月1日(土)~3月9日(日)※今は終了しています
会場:call(コール)/青山スパイラル5階
3月に終わってしまったポップアップですが。
とても良かったので、遅ればせなら会場の雰囲気をご紹介したいと思います。

とても久しぶりの青山スパイラル。
私が会場を訪れたのは会期最終日の3月9日(日)でした。

エレベーターで5階に上がると、お出迎えしてくれるサイン&ディスプレー。

そして、振り返るとお洒落なエントランスが現れます。
会場となった「call(コール)」は、テキスタイルデザイナーの皆川明氏が展開するアパレルブランド「mina perhonen(ミナ・ペルホネン)」が手がけるライフスタイルショップです。
ここで「ミナ・ペルホネン」についても少し触れてみましょう。
●mina perhonen ミナ・ペルホネン
DESIGNER 皆川 明/AKIRA MINAGAWA
1967年、東京生まれ。文化服装学院卒業後、95年に自身のブランド「ミナ」を設立。オリジナルの図案によるファブリックを作るところから服作りを進め、国内外の生産地と連携し、素材開発や技術開発にも精力的に取り組む。2003年にはブランド名を「ミナ・ペルホネン」に改名。
ブランド名は、デザイナーがスカンジナビア(デンマーク、スウェーデン、ノルウェー)への旅を重ねる中で、そのライフスタイルやカルチャーに共鳴し、フィンランド語から取ったそうです。
「mina」は「私」、「perhonen」は「ちょうちょ」を意味する言葉で、蝶の美しい羽のような図案を軽やかに作っていきたいという願いが込められているとの事。
・公式ホームページ:https://www.mina-perhonen.jp/

フロアすべてを使った広い店内にはmina perhonenの世界観がちりばめられ、お洒落な雰囲気が漂います。
ライフスタイルショップというだけあって、こだわりのワインやお野菜、雑貨など取り扱うお店、日本茶の専門店など、「衣・食・住」に関するセレクトショップが軒を連ねます。

店内には「家と庭」と名付けられたカフェレストランも併設。

画像引用:食べログ
「誰かのためを想ってつくる料理」をコンセプトに、日替わりのスープなどを始めとする食事やコーヒー、お茶、お酒などが楽しめます。トレーから食器に至るまで、mina perhonenの世界を満喫できます。

もちろん、mina perhonenのアパレルやアイテムたちを取り扱うショップもあります。

今回ご紹介する「TAKTポップアップショップ」は、「TAKT×mina perhonen」のコラボ企画で、こちらの一角で行われていました。

そう、TAKTさんの家具は、以前にもこのブログでご紹介させて頂きました。
●【デンマーク発】新時代の家具ブランド“TAKT”が日本上陸
https://nishizaki-tosoubu.blog.jp/archives/22104567.html
↑TAKTさんの詳しいプロフィールについては、こちらの記事でご紹介しています。

クロステーブル125 ¥339.000ー(税別)
125パイの少し大きめな円卓。
これが北欧サイズと言ったところか!?

ソフトチェア ¥135.000ー(税別)
セットでコーディネートされていた椅子。

細部までこだわりを感じられる作り。
とても座り心地が良かったです。
クロステーブル、ソフトチェアーともに位置的に若干高く感じましたが(こちらも北欧サイズか?)、脚を切ってくれるサービスもあるそうです(有料)。

アークチェア ¥140.000ー(税別)
ただカッコイイだけじゃない。
TAKT独自の多様な視点(以前のブログ記事を参照)から検証された、ある意味究極のデザイン。

ターンチェア ¥79.000ー(税別)
黄色の可愛い椅子。
こんな椅子が部屋に1つあるとお洒落だ。

こちらはTAKT×mina perhonenのコラボコーナーでした。
家具はTAKTさん、ラグはmina perhonenさんセレクトのものがセンス良く合わせられていました。

ラグは、皆川氏が海外に旅行に行く際に買い付けてくるというビンテージ品の1つでした。
お値段を見て・・・土足で上がるのをためらってしまいました


スポークソファー ¥735.000ー(税別)
座面の奥行きがある、ゆったりとしたソファー。
お昼寝にもぴったりですね。
写真では見れませんが、背もたれの裏側がスポーク状の縦格子形状をしています。

座面の両端に置かれているのはクッションで、自由に動かして使うことが出来ます。

ソフトラウンジチェア(座面レザー) ¥272.000ー(税別)
ゆったりと座れるローチェア。
座面部分のレザーが適度なクッションになっていて、こちらも座り心地が最高でした。

コーヒーテーブル125 ¥270.000ー(税別)
以前のブログ記事でもご紹介したコーヒーテーブル。
オークの無垢材製のしっかりとした作りでベンチとして使えるそう。

環境負荷を抑える工夫。
レザーとくさびを使って簡単に組み立てることができます。
こちらのコーヒーテーブルに限らず、ほぼ全製品を組み立て式でフラットパック化することにより梱包面積を最小化、運送時のCO2の排出量を極限まで減らしています。

コーヒーテーブルの天板に置かれていたオーク材の棒。
コーヒーテーブルの塗装仕上げはオイルフィニッシュなのですが、こちらの2本の棒は同じオイルフィニッシュされ、メンテナンスをしながら20年経過したものだそうです。
こんなにも変化するもので、経年変化で飴色になった色合いも良い感じですね。
しかしながら・・・

オイルフィニッシュは浸透型の仕上げで、塗膜がほとんど付かないゆえに、木材の手触り感を活かせる塗装仕上げなのですが、木地を保護する性能(耐水性、耐汚染性など)が造膜型の仕上げ(ウレタンやラッカー)に比べて劣るため、小まめなメンテナンス(都度汚れを落したり、定期的にオイルを塗り直したり)を行いながら大切に使うことが前提です。

クロスチェア 今回のポップアップ限定バージョン
こちらもTAKT×mina perhonenのコラボコーナーです。

クロスチェアの座面部分のファブリックを、mina perhonenさんのオリジナルのテキスタイルに張り替えてくれるというサービスでした。
こちらのサービスは、当ポップアップショップ期間中の限定企画だったようです。

いやー、お洒落ですねー。
どちらのブランドも、デザインの根底にある確かな技術、優れた機能性や美しさを感じられたし、互いに共鳴しあっているのが感じられました。
北欧デザインが持つナチュラル感やリラックス感がとても心地よかったし、それぞれがもつ素性の良さがそれをより一層引き立てていました。
call店内の一角で行われた、こぢんまりとした家具の展示会でしたが。
こちらの空間があまりに居心地が良かったので、すっかり長居してしまいました。
当ポップアップは終了してしまいましたが、こちらには足を運んでもらっても良いかなと思います。
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それでは今回はこの辺で。
最後までお読み頂きありがとうございました。
次回もお楽しみに

●ニシザキ工芸株式会社塗装部HP
https://tosou.nishizaki.co.jp/
●特注家具・ニシザキ工芸株式会社HP
https://www.nishizaki.co.jp/
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