当ブログをご覧頂きまして誠にありがとうございます。
そう・・・木工塗装を始めて今年で29年目になる私。
これまで塗装業界一筋で生きてきました。
私は何かにつけ不器用な質だし、要領も良い方ではありませんので。
物覚えも悪かったし、周りにも随分と迷惑を掛けてきたと思います。
普通だったら道半ばで諦めて、別の仕事をしているのかもしれません。
そんな私が、ずっとこの業界でやってこれたのは“奇跡”としか言いようがありませんし、これも一重に、今まで支えて下さった方々のおかげであります。
人付き合いが苦手の私ですが、厳選された良き出会いに恵まれたことに、今なら心から感謝が出来ます。
これまでの塗装人生、紆余曲折もありましたが。
最近になってようやく人並みに仕事が出来るようになってきたように思います。
気がつけば、来年でデビュー30周年アニバーサリー

芸能人で言えば、かなりの大御所になりますからね(笑)
これからは周りの人達を幸せに出来るような仕事が出来たらと思っております。
そんな私の1番の相棒は、やはりスプレーガンです。
昔のお侍さんで言えば刀のようなものです。

こちらが私が使っているスプレーガンたち。
塗装用スプレーガンを販売するメーカーは国内外でいくつかありますが・・・

こちらのスプレーガンはアーネスト岩田株式会社製(旧岩田塗装機工業株式会社)の「WIDERー101(Wー101)」という機種です。
年季入ってるでしょー。
もう10年以上使っていて、苦楽を共にしてきました。
実は私、これまで岩田製の「WIDERシリーズ」しか使ったことがありませんでした。

画像引用:W-61/W-71 60th/50th Special Site
WIDERは1957年に誕生したそうで、もう70年近くも続いている歴史ある名機です。
Wー61、Wー71、Wー88、Wー90、Wー100、Wー101・・・と時代ごとに進化を続けてきました。
ちなみに品番のWの後に続く数字は発売年を表しています。
Wー88は1988年、Wー90は1990年発売といった感じ。
今私の持っているWー101は2001年に発売されたものです。
私も以前はWー61やWー71も使っていました。

画像引用:WIDER | ANEST IWATA
今の最新版は「WIDER1」という品番になり、さらに高性能化しつつ、シンプルかつスタイリッシュに進化を遂げております。

私の持っているWー101は、10数年使い続けて大分くたびれてきましたし。
消耗品であるエアパッキンを交換しても直らない謎の?エア漏れを起こしているものもあったりして、買い換えを検討をしていました。
意外に思うかもしれませんが、メーカーに修理に出すより、新しく買い換えたほうが安いんです。
やっぱり信頼の岩田。
日本でトップの塗装機器メーカー、車で言えばトヨタみたいなものですから。
今回も岩田製の最新型「WIDER1」にしようかと検討していましたが・・・

以前から気になっていた株式会社明治機械製作所製の最新機種をチョイスしてみました。
明治さんも塗装業界では有名なメーカーですね。
大阪に本社を構える同社は、創業100周年を迎えた老舗で、業界第2位の大手メーカーです。
その独自技術による高性能なスプレーガンは、昔から根強いファンも多く、こだわりのある職人達に支持されています。

箱から出して組み立てた状態がこちら。
機種名は「F111(トリプルワン)」というものです。
なんか呼び名がカッコイイですね。

かなりスタイリッシュで、使っていてテンション上がります

今時のデザインにリニューアルされていますね。

本体表面はメッキ加工されていて、汚れにくくなっています。
ボリューム感のある見た目とは裏腹で、本体は思いのほか軽量でした。
「meiji」のロゴマークが、チョコレートで有名な某菓子メーカーを彷彿とさせます(笑)

空気キャップはこんな感じでした。
こちらのガンの口径は1.3㎜です。
キャップの種類を変えることで、吹き付け塗装時の「パターン形状」を変えることが出来るそうです。
パターン形状とは・・・

画像引用:株式会社明治機械製作所
こちらの表では、吐出量の多さ(作業性)を重視するか、塗料の高微粒子を求めるかによって、そのパターン形状が変わるさまを表しています。
明治さんのスプレーガンは「ストレート」、「セミチューリップ」、「チューリップ」の3種類が用意されていて、用途によって最良のものを選定します。
今回、私が選定したのはオールマイティーな「セミチューリップ」ですが。
作業性を重視した「ストレートパターン」のスプレーガンは、シビアに塗肌の良さを求めない下塗りや中塗りの際に使用し、高微粒子化の「チューリップパターン」は、被塗装物へ均一に塗料を乗せる必要のある、シビアなメタリック塗装やパール塗装などに使用するとさらに作業性が向上するのでしょう。

専用の塗料カップは別売りで各種ありますが、重力式の塗料カップ「4GFーU」をチョイスしました。
ステンレス製の軽量タイプです。

明治さんの塗料カップの特徴は「自在ジョイント」のようで、カップを取り付けたままで角度を自由に調整できました。
最初はそのことを知らず、「ジョイント部分が緩くて不安」と思ってしまいましたが
塗料を入れて使っても、カップが転んで塗料がこぼれることはありません。
頻繁に塗料カップの角度をしながら塗装する場合にとても重宝しますね。
この塗料カップは足付きで、ガンを置くときに便利ですし。
狭い部分の塗装など、稀に脚が邪魔になる場合がありますが、ネジになっているので取り外しも可能なのかな

4GFーUの蓋は「パッキンレスワンタッチロック式」というものらしく、その溝とカップの凸を合わせて回すと密閉されるタイプでした。
最初は慣れが必要でしたが、普通にガンを振る分には、塗料がカップから漏れ出ることはないので快適です

パッキンレスでシンプルな形状なので、使用後のメンテナンスが楽ですし。
自在ジョイントとパッキンレスワンタッチロックは経年劣化が気になるところ。
年月を重ねると摩耗等でダメになる可能性もあるかもです。
F111本体についてのレビューはこの辺で。
何だかんだ言っても、やはり気になるのは使い心地ですよね。

先日、F111で金属板に色を付ける仕事したので、最後にその様子をご紹介しましょう。
左のシルバー色の金属板にカラークリヤーを吹き付けて、右のアンバー色の金属板の色合いに合わせていきました。

カラークリヤー(調色した染料と2液型ウレタンフラットクリヤーを混ぜ合わせたもの)を少しずつ吹き付けて、表面を着色していきます。
自然な風合いに仕上げるには、ムラ無く塗料を吹き付けることが必要。
職人の腕前もそうですが、スプレーガンの性能も試される場面です。

難なく綺麗に色を合わせることが出来ました。
うーん・・・F111の高性能さを実感。
使い心地、非常に良好だと思いました。
スプレーガンの性能は、各社独自技術開発にしのぎを削っていますからね。
さほど差はないかもしれませんが、各社それぞれの使用感やデザインなどの個性があります。
私は明治さんを使ってみて、結構好みかも。
明治機械製作所製のスプレーガンの購入をお考えの貴方。
私はおすすめしますよ~

・
・
それでは今回はこの辺で。
最後までご覧頂きましてありがとうございました。
次回もお楽しみに
●ニシザキ工芸株式会社塗装部HP
https://tosou.nishizaki.co.jp/
●特注家具・ニシザキ工芸株式会社HP
https://www.nishizaki.co.jp/
そう・・・木工塗装を始めて今年で29年目になる私。
これまで塗装業界一筋で生きてきました。
私は何かにつけ不器用な質だし、要領も良い方ではありませんので。
物覚えも悪かったし、周りにも随分と迷惑を掛けてきたと思います。
普通だったら道半ばで諦めて、別の仕事をしているのかもしれません。
そんな私が、ずっとこの業界でやってこれたのは“奇跡”としか言いようがありませんし、これも一重に、今まで支えて下さった方々のおかげであります。
人付き合いが苦手の私ですが、厳選された良き出会いに恵まれたことに、今なら心から感謝が出来ます。
これまでの塗装人生、紆余曲折もありましたが。
最近になってようやく人並みに仕事が出来るようになってきたように思います。
気がつけば、来年でデビュー30周年アニバーサリー
芸能人で言えば、かなりの大御所になりますからね(笑)
これからは周りの人達を幸せに出来るような仕事が出来たらと思っております。
そんな私の1番の相棒は、やはりスプレーガンです。
昔のお侍さんで言えば刀のようなものです。

こちらが私が使っているスプレーガンたち。
塗装用スプレーガンを販売するメーカーは国内外でいくつかありますが・・・

こちらのスプレーガンはアーネスト岩田株式会社製(旧岩田塗装機工業株式会社)の「WIDERー101(Wー101)」という機種です。
年季入ってるでしょー。
もう10年以上使っていて、苦楽を共にしてきました。
実は私、これまで岩田製の「WIDERシリーズ」しか使ったことがありませんでした。

画像引用:W-61/W-71 60th/50th Special Site
WIDERは1957年に誕生したそうで、もう70年近くも続いている歴史ある名機です。
Wー61、Wー71、Wー88、Wー90、Wー100、Wー101・・・と時代ごとに進化を続けてきました。
ちなみに品番のWの後に続く数字は発売年を表しています。
Wー88は1988年、Wー90は1990年発売といった感じ。
今私の持っているWー101は2001年に発売されたものです。
私も以前はWー61やWー71も使っていました。

画像引用:WIDER | ANEST IWATA
今の最新版は「WIDER1」という品番になり、さらに高性能化しつつ、シンプルかつスタイリッシュに進化を遂げております。

私の持っているWー101は、10数年使い続けて大分くたびれてきましたし。
消耗品であるエアパッキンを交換しても直らない謎の?エア漏れを起こしているものもあったりして、買い換えを検討をしていました。
意外に思うかもしれませんが、メーカーに修理に出すより、新しく買い換えたほうが安いんです。
やっぱり信頼の岩田。
日本でトップの塗装機器メーカー、車で言えばトヨタみたいなものですから。
今回も岩田製の最新型「WIDER1」にしようかと検討していましたが・・・

以前から気になっていた株式会社明治機械製作所製の最新機種をチョイスしてみました。
明治さんも塗装業界では有名なメーカーですね。
大阪に本社を構える同社は、創業100周年を迎えた老舗で、業界第2位の大手メーカーです。
その独自技術による高性能なスプレーガンは、昔から根強いファンも多く、こだわりのある職人達に支持されています。

箱から出して組み立てた状態がこちら。
機種名は「F111(トリプルワン)」というものです。
なんか呼び名がカッコイイですね。

かなりスタイリッシュで、使っていてテンション上がります
今時のデザインにリニューアルされていますね。

本体表面はメッキ加工されていて、汚れにくくなっています。
ボリューム感のある見た目とは裏腹で、本体は思いのほか軽量でした。
「meiji」のロゴマークが、チョコレートで有名な某菓子メーカーを彷彿とさせます(笑)

空気キャップはこんな感じでした。
こちらのガンの口径は1.3㎜です。
キャップの種類を変えることで、吹き付け塗装時の「パターン形状」を変えることが出来るそうです。
パターン形状とは・・・

画像引用:株式会社明治機械製作所
こちらの表では、吐出量の多さ(作業性)を重視するか、塗料の高微粒子を求めるかによって、そのパターン形状が変わるさまを表しています。
明治さんのスプレーガンは「ストレート」、「セミチューリップ」、「チューリップ」の3種類が用意されていて、用途によって最良のものを選定します。
今回、私が選定したのはオールマイティーな「セミチューリップ」ですが。
作業性を重視した「ストレートパターン」のスプレーガンは、シビアに塗肌の良さを求めない下塗りや中塗りの際に使用し、高微粒子化の「チューリップパターン」は、被塗装物へ均一に塗料を乗せる必要のある、シビアなメタリック塗装やパール塗装などに使用するとさらに作業性が向上するのでしょう。

専用の塗料カップは別売りで各種ありますが、重力式の塗料カップ「4GFーU」をチョイスしました。
ステンレス製の軽量タイプです。

明治さんの塗料カップの特徴は「自在ジョイント」のようで、カップを取り付けたままで角度を自由に調整できました。
最初はそのことを知らず、「ジョイント部分が緩くて不安」と思ってしまいましたが
塗料を入れて使っても、カップが転んで塗料がこぼれることはありません。
頻繁に塗料カップの角度をしながら塗装する場合にとても重宝しますね。
この塗料カップは足付きで、ガンを置くときに便利ですし。
狭い部分の塗装など、稀に脚が邪魔になる場合がありますが、ネジになっているので取り外しも可能なのかな

4GFーUの蓋は「パッキンレスワンタッチロック式」というものらしく、その溝とカップの凸を合わせて回すと密閉されるタイプでした。
最初は慣れが必要でしたが、普通にガンを振る分には、塗料がカップから漏れ出ることはないので快適です
パッキンレスでシンプルな形状なので、使用後のメンテナンスが楽ですし。
自在ジョイントとパッキンレスワンタッチロックは経年劣化が気になるところ。
年月を重ねると摩耗等でダメになる可能性もあるかもです。
F111本体についてのレビューはこの辺で。
何だかんだ言っても、やはり気になるのは使い心地ですよね。

先日、F111で金属板に色を付ける仕事したので、最後にその様子をご紹介しましょう。
左のシルバー色の金属板にカラークリヤーを吹き付けて、右のアンバー色の金属板の色合いに合わせていきました。

カラークリヤー(調色した染料と2液型ウレタンフラットクリヤーを混ぜ合わせたもの)を少しずつ吹き付けて、表面を着色していきます。
自然な風合いに仕上げるには、ムラ無く塗料を吹き付けることが必要。
職人の腕前もそうですが、スプレーガンの性能も試される場面です。

難なく綺麗に色を合わせることが出来ました。
うーん・・・F111の高性能さを実感。
使い心地、非常に良好だと思いました。
スプレーガンの性能は、各社独自技術開発にしのぎを削っていますからね。
さほど差はないかもしれませんが、各社それぞれの使用感やデザインなどの個性があります。
私は明治さんを使ってみて、結構好みかも。
明治機械製作所製のスプレーガンの購入をお考えの貴方。
私はおすすめしますよ~
・
・
それでは今回はこの辺で。
最後までご覧頂きましてありがとうございました。
次回もお楽しみに
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●特注家具・ニシザキ工芸株式会社HP
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