
去る2025年9月5日(金)、弊社ではすっかりお馴染みとなった米澤晋也先生を講師にお迎えし、東京国際フォーラムにて社内研修「指示ゼロ セミナー」を開催しました。
今回のブログはその様子をご紹介したいと思います。
◆社内研修・米澤晋也先生
https://nishizaki-tosoubu.blog.jp/archives/cat_430490.html
↑過去ログはこちら。以前開催した米澤先生の社内研修についてのブログ記事のまとめです。
えっ?「指示ゼロ」ってキーワードが気になりますか?
「指示ゼロ」とは、米澤先生が提案する「指示ゼロ経営」という組織の在り方から取ったもの。

画像引用:たくらみ屋
◆指示ゼロ経営(米澤晋也)公式サイト・後継社長のための自律型集団組織の作り方
https://www.shijizero.jp/
↑従来のトップダウン的な組織の在り方から、メンバーの1人ひとりが「仕事の主(あるじ)」になり、指示・命令がなくとも自分達で課題を発見し、解決し、成長していける自律組織を目指します。
自主自立、共創、協働経営で、経済的にも精神的にも豊かになろうという提案です。
米澤先生はタオイズム(道教)を拠り所にされており、自然の流れに逆らわない、頑張らない、愛に溢れる組織を目指すという点は、従来の逆をいくというか、面白く、目からうろこの手法だと思います。
米澤晋也先生は自ら会社を経営する傍ら、その成功体験を活かし、多くの企業や教育機関などの成長を手助けする活動をされています。

東京国際フォーラムはコンサートやイベントなどを行うための大小8つのホールや31の会議室などで構成される公共施設です。写真は会議室エリアの様子。

今回の社内研修では沢山ある会議室の1つを使わせて頂きました。

弊社営業部から5名、私たち塗装部からは6名、新人さんを中心に計11名が参加。
参加メンバー達は朝9時半までに集合し、夕方5時までみっちりと。
新人さん達にとっては初めて“指示ゼロ経営”の考え方に触れる機会になり、ワークやゲームを通じて体感する、学びの多い時間となりました。
私は、米澤先生のセミナーにはこれまで何度も出席させて頂いておりますが、今回も楽しくてあっという間一日でしたよ。
そんな学びの時間を、私が思い出せる範囲で、私なりの感想を交えて軽く皆様にシェアさせて頂きます。
「情報の大切さ」を実感するワーク

最初に取り組んだのは、制限時間3分でパズルを完成させるゲーム。
こちらの4つのパーツを使ってTの字を作るのですが・・・最初のチャレンジは情報が不足しており、全員苦戦![]()

ところが次のチャレンジでは「ヒント(情報)」が与えられると、わずか30秒で完成!
「情報」とは合わせ目が分かる印のことで、出来てみればびっくりするほど簡単![]()
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至極当たり前で、とてもシンプルなゲームでしたが、この体験を通じて「正しい情報さえあれば、人は自分で考えて解決できる」ということを強く実感することが出来ました。
指示や命令よりも、情報を共有することが大切だと学びました。
「指示ゼロ経営」とPDSサイクル
続いて学んだのは、米澤先生が提唱する「指示ゼロ経営」。
これは社員が自ら考え、判断して動ける組織をつくる取り組みです。一般的な「PDCA(計画→実行→検証→改善)」ではなく、よりシンプルでスピーディーな「PDS(計画→実行→振り返り)」のサイクルを回すのが特徴。
実際に全員で「計画」「実行」「振り返り」を体験することで、主体的に考える文化を育てることができると改めて実感しました。
命令型と自走型の違いを体感
次に行ったのは、参加者全員で誕生日順に並ぶゲーム。最初はリーダーが指示を出す“命令型”で挑戦し、結果は47秒。
続いてリーダー不在の“自走型”で挑戦すると、なんと24秒で成功!
「みんなで考え、協力して動く方が、スピードも正確さも増す」という体験に、参加者からは驚きの声があがりました。
事例紹介とグループ討議
セミナーでは、他社の改善事例も紹介されました。たとえば「心地よさを意識した運動を取り入れることで、スタッフが自主的にお客様に声をかけられるようになった」という取り組み。
さらに各グループで「自走する組織になるために、どんなリスクや課題があるか」を話し合い、最後に共有しました。
共通して挙がったのは「心理的安全性」、つまり安心して意見を出し合える雰囲気づくりの重要性です。
AMまとめ:主体性が未来をつくる
午前中のプログラムを通して強く感じたのは、指示や命令よりも「情報を共有し、安心して話せる場をつくること」が、組織を変えていく第一歩だということ。
午前の部では「情報共有の大切さ」や「指示ゼロ経営の考え方」を体験しましたが、午後の部ではさらに実践的なワークや、塗装部の改善活動の成果報告、そしてリーダーシップ研修へと学びが広がりました。
生産性向上ゲームで学ぶ「待ち時間」の削減
午後の最初に取り組んだのは、全員の名前を書いた紙をリレー形式で回すゲーム。
最初は3分以上かかっていた作業が、段取りや流れを工夫することで1分以内に短縮!
「一人ひとりのスピード」よりも「全体の流れ」が大事だということを体感しました。
生産性のカギは“待ち時間の削減”にあるという教えに、参加者一同納得の表情でした。
ボトルネック理論で見える組織の弱点
次に学んだのは「ボトルネック理論」。
ケーキ屋さんの業務フローを例に、ラッピング工程の遅れが全体の生産を制限することを理解しました。
これはどの職場にも当てはまることで、「一番弱い部分が全体の限界を決める」というシンプルだけど強力な気づきでした。
在庫やキャッシュフローの問題も、ボトルネック改善から始まるのです。
「価値はストーリーに宿る」付加価値の創造

壊れた貯金箱を「身代わりになる」というストーリーをつけて販売する事例や、風邪薬の“体験価値”に価格をつけるワークを通じて、モノの価値は機能だけでなく「文脈」や「顧客の体験」にあることを学びました。
価格競争に巻き込まれないためには「体験価値」を提案できることが大切。ものづくりに携わる私たちにとって、大きなヒントとなりました。
MQ会計を学ぶ ― 売上よりも粗利益

経営数字の基本として学んだのは「MQ会計」。
売上(PQ)から変動費(VQ)を引いた「粗利益(MQ)」を重視する考え方です。
「安易な値下げは利益を一気に崩す」「売上高を追うだけでは経営を誤る」――数字を用いた演習でその危険性を実感しました。
社員一人ひとりが利益構造を理解することの大切さを痛感しました。
塗装部5年間の改善報告と今後の挑戦

午後のハイライトのひとつは、塗装部による改善活動報告。
約5年前に米澤先生による社内研修が始まって以来、原材料の見直し、道具の定位置管理、調色技術の向上など50項目近い改善が行われ、粗利率104%、時間当たり粗利150%という成果が報告されました!
西崎社長からも「塗装部の改善は会社全体にインパクトを与えた」と高く評価されました。
今後は視線を内向きから外向きへ。
自分達の職場環境等の改善だけに留まらず、「顧客目線」や「他部署への貢献」へと、より広い視点で改善を進めていくことを目標にしていきたいと思います。
PDSを体験する製品製造ゲーム

午後の後半では、実際に「製品製造ゲーム」に挑戦しました。
チームごとに計画(Plan)を立て、実行(Do)、結果を検証(See)という流れを体験。
私のチームは目標20個に対し22個を達成!
ただ、相手チームがさらに上をいく結果を出し、「計画通りに進める難しさ」や「柔軟な改善の必要性」を身をもって感じました。
リーダーシップ研修:「最初のフォロワー」が変革を生む
最後のテーマはリーダーシップ。
動画を通じて「最初のフォロワーがリーダーを作る」という考え方を学びました。
こちらの動画は有名な動画らしいのですが、私は初めて観ました。
新しい動きを広げるのは、最初の勇気あるリーダーだけでなく、その一歩を支えるフォロワーの存在。
そして楽しそうに行動する人たちが増えることで、組織全体が自然に変わっていくのだという気づきがありました。
リーダーシップとは・・・実はリーダーの能力ではなく、役者が揃った時に起きる「現象」なんですね。
全体まとめ:学びを現場での実践へ
午後のプログラムでは、経営の数字や改善の考え方から、現場での改善事例、そして組織文化を育てるリーダーシップまで幅広く学びました。
今回のセミナーを通して得た気づきを、日々の業務改善やチームづくりに活かし、ニシザキ工芸はこれからも「自ら考え、動ける組織」への挑戦を続けていきます。
この一日を通して、社員一人ひとりが主体的に学び、動き出すきっかけをつかんだ一日となりました。
社内研修が終わった後は、希望者を募って有楽町のガード下の居酒屋で反省会など。
楽しいひとときを過ごさせて頂きました![]()
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その様子を撮影した写真もあったはずなんだけどなぁ・・・!?
写真が出てきたらアップしたいと思います(予定)
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それでは今回はこの辺で。
最後までお読み頂きありがとうございました。
次回もお楽しみに![]()
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